元NMB48・渡辺美優紀“芸能界復帰”の裏に蠢く中国資本と吉本の対立「泥沼化は必至」
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“みるきー”の愛称で親しまれている元NMB48の渡辺美優紀が、2年ぶりに芸能活動を再開。所属のKYORAKU吉本.ホールディングスを退社後の2年間、渡辺は「映画と舞台を見て、勉強していた」と言っているが、これは真っ赤なウソだ。メディアは吉本に“忖度”して報じなかったが、“退社後2年間の活動禁止”という契約条項を無視して、渡辺は国内や中国で活動していたのだ。
渡辺は大阪拠点のNMB48だけでなく、AKB48でも活躍。3年前の「AKB48選抜総選挙」では12位に選ばれるほどの人気だった。一方で、在籍当時、母親と事務所に乗り込み「社長を出せ」と迫り、グループ内での待遇の不満やギャラの安さにクレームをつけるなど、事務所では“問題児“と呼ばれていた。
それだけに、2016年8月にグループを卒業した渡辺だが、引き取り手となるほかの事務所も現れなかった。しかも、“退社後2年間は芸能活動禁止”という契約条項があるだけに活動はできない。渡辺自身も、卒業時に「まっとうに生きます」と語ったことで、事実上の引退宣言と受け取られた。
ところが、渡辺は事務所との契約条項を無視。昨年の4月にインターネットライブ配信チャンネルで活動を再開しようとしたが、事前に吉本側に察知されて、配信は中止となった。それでも懲りない渡辺は、神戸でパチンコ店を経営する中国人社長をスポンサーに、神戸の温泉やパン店のイメージキャラクターを務め、活動を再開。同時に吉本に“競業禁止は無効のため、見解を聞かせろ”といった内容証明を突き付けた。天下の吉本を敵に回すアイドルなど、見たことがない。
その後、渡辺は中国人社長の紹介で、世界最大のソーシャルメディア「微博」に、昨年5月、オフィシャルアカウントを開設。同時に「ウェイボー日本」に所属して、中国進出を画策した。
ウェイボー日本の代表を務めるのは、中国の“大物芸能プロモーター”といわれる周帆氏。周氏は11年に覚せい剤で執行猶予中だった女優の酒井法子を中国の麻薬撲滅キャンペーンの“禁毒大使”として招聘し、同時に北京で「東京ガールズコレクション in 北京」を主催。渡辺を北京でのコレクションに出演させようと計画したが、吉本から横やりが入り、計画は頓挫した。
吉本に敵対心を燃やした周氏は、昨年9月15日に渡辺を北京入りさせた。北京では、中国のファンクラブ会員との交流や在中国日本大使と面談するなど、日中友好をアピール。中国での活動をスタートさせた渡辺だが、日本のメディアは吉本に“忖度”して、報道を控えた。
その後、渡辺が中国で活動しているという情報はないが、ウェイボー日本を退社したという話も聞かない。周氏と親しい広告代理店関係者も「辞めてませんよ」と断言していた。
ところが、吉本との契約条項の2年間の“縛り”が取れた渡辺は、ほかの事務所に移籍。芸能界への復帰を明らかにした。どうも、裏では吉本幹部の側近・H氏がマネジメントしているという情報もある。
復帰について、周氏はもちろんのこと、神戸のスポンサーも寝耳に水だという。渡辺にはこれまでかなりの投資をしてきただけに、身勝手な行動に納得がいかないだろう。たとえ、吉本が内諾したとしても、渡辺の復帰は業界に大きな火種を残しているようだ。
(文=本多圭)
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