トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > アイドル  > 早見あかりに見る理想の「結婚報告」
“生涯ドルヲタ”ライターの「アイドル深夜徘徊」vol.11

早見あかりが見せた、アイドルの理想的な「結婚報告」の姿とは?

 もう一つ、早見の結婚に好感が持たれる理由として、報道が出てすぐに自分の言葉で報告したという点が挙げられる。マスコミ向けに記者会見を開き、「胃が痛い」と緊張しながらも「年内に一般男性の方と結婚させていただきます」と語る姿は実に彼女らしかった。自ら描いたお相手の似顔絵も微笑ましかったし、過美にならない婚約指輪も誠実さを感じさせた。コメントだけでは伝わらない、幸せな気持ちがよく表れていたと思う。

 今の時代、SNSを通して報告しても問題ないように思われるだろうが、意外とこれが大きいのである。ネット上の発言は、あくまでも一方通行のものだ。レスやリプライがもらえるからといって、微妙なニュアンスや感情が汲み取れるとは限らない。また、テレビで報道される時に、会見の様子が映像で伝えられるのと、「Twitterより」「Facebookより」と文面だけ使われるのでは、印象が大きく変わる。

 もちろん、早見はそれらを計算して会見を開いたわけではなく、彼女の性格上、「直接話したかった」ということが第一にあったのだろう。

 今回の早見の結婚に関しては、かつての仲間であった、現・ももクロメンバーからも祝福のコメントが寄せられ、これも好感度アップにつながったようだ。持つべきものはお互いを支え合えるような仲間ということである。

 そして、早見は結婚後も仕事は続けるとのこと。そうなると、これからの動向も重要になってくる。相手が一般の人ということで、二人一緒の写真を公表することはないであろう。また、彼女はSNSもやっていないので、「ラブラブな写真を投稿」ということもないと思われる。ただ、何らかの形で、近況などを伝えてほしいとは思う。

 ファンというのもは、いいにつけ悪いにつけ、いろいろと勘ぐるものだ。結婚はしたものの、家庭の話が一切出てこないとなると、「うまくいっていないんじゃないか」「何か隠したいことでもあるのでは」と不安になってしまう。一番理想的なのは、夫や子どもの顔を隠しつつ、楽しく暮らしているような様子が垣間見られることである。

 こうして見てみると、ファンの存在を意識しながら活動をしていくというのは、なかなか難しいことなのかもしれない。しかし、それでも、自分の行動によって、どのような心境になり、どんな反応を示すかということを想像するだけの力は、芸能人が持ち合わせていなければいけない、ひとつのスキルになっているのだろう。

 早見には、旦那さんとともに素敵な家庭を築き、仕事の面でも、ますます活躍してほしいと思う。

 報道を受けて、嫉妬したり、悔しがったりしている人もいるかもしれないが、本当のところ、ファンは皆、推しにとって幸せな結婚であることを願っているはずなのだから。

(文=プレヤード)

最終更新:2018/12/27 16:54
12
ページ上部へ戻る

配給映画