日テレ『歩王~ウオーキング~』100km歩いたら100万円の元ネタは、局名物の“地獄研修”だった!?
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7月22日、日本テレビ系列で「100キロを一番早く歩ききったペアに賞金100万円」という番組『歩王~ウオーキング~』が放送された。内容はシンプルながら感動を生んだこの番組だが、これにはどうやら“元ネタ”があるようだ。
『歩王』が放送されたのは、日曜13時15分から放送されている単発特別番組枠「サンバリュ」内だ。この枠は、毎週新たな企画を放送するもので、現在放送されている『沸騰ワード10』もこの枠の出身。『歩王』では芸人、俳優、アイドル、スポーツ選手など、7組14人の芸能人が千葉県富津市から東京スカイツリーを目指し、塚田僚一(A.B.C-Z)とぺえのコンビが約26時間で100kmを歩き、賞金100万円をゲットした。「サンバリュ」で放送された番組は、好評ならばゴールデンでの特番やレギュラー昇格もあり得るが、『歩王』を見たテレビ関係者は、「十分その可能性はある」と指摘する。
「シンプルな内容なので途中で退屈してしまうかと思いましたが、『自転車に15分間乗れる』『ライバルを15分間足止め』など、アイテムカードという要素を入れたことで、順位が激しく入れ替わるようになり、最後まで目を離せない展開になったのは良いアイデアでした。疲労困憊する芸能人がポロッと本音を漏らすシーンも見ものですし、リアルな話をすれば、制作費がそれほどかかる内容でもありません。ネットの書き込みを見ても反応は上々ですし、この内容なら老若男女に楽しまれそうです」(テレビ関係者)
番組内容も放送局も違うが、フジテレビ系の『逃走中』も、もともとは単発で放送されたものが好評を博し、今ではゴールデンタイムでたびたび特番が組まれる人気コンテンツへと成長した。『逃走中』のアイデアは、誰もが幼少期にやった鬼ごっこだが、「ひたすら歩く」という『歩王』のアイデアにも“元ネタ”らしきものがあるという。
「日本テレビでは1990年代から、新入社員に2日間でおよそ100kmを歩かせる新人研修を行っています。近年では、話題の新人女子アナが100km歩ききったというニュースがスポーツ紙などにも出るようになり、有名になりました。日テレといえば、お正月の『箱根駅伝』や『24時間テレビ』の100kmマラソンなど、超長距離走が大得意ですから、そういったことをやらせてるんじゃないですか」
一度チャンネルを合わせると、推移や結果が気になって最後までチャンネルを替えられないのが、“長距離走破モノ”の強いところ。日テレは『歩王』で新たな鉱脈を掘り当てたのかもしれない。
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