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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > グラビア撮影「写真家任せ」の弊害

杏さゆりの“セクハラ告白”が波紋……グラビア撮影現場「カメラマン任せ」の弊害とは?

杏さゆり 公式インスタグラム(@anzu_sayuri)より

 元グラビアアイドルで女優の杏さゆりが19日深夜放送の、『じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~』(テレビ東京系)に出演。過去に、ある大物カメラマンからセクシャルハラスメントを受けていたことを告白した。

 杏は、事前にそのカメラマンから何度も脱ぐよう指示があったが、これを拒否。また、撮影当日は用意された衣装がスケスケだったため、持参したベージュ色のパンツなどでカバーしようとしたが、最後まで脱ごうとしなかったことにカメラマンが激怒。最終的には、撮影の仕事自体がキャンセルになったと明かした。

 昨今、こうしたグラビア撮影現場でのセクハラやヌード強要被害を女性側が告発するケースが後を絶たない。コンプライアンスが重視される時代において、いまだにこうした被害が相次ぐのは、旧態依然とした編集サイドとカメラマンのパワーバランスによるものだという。実際にグラビア撮影に立ち会っている青年誌編集者が明かす。

「事前に事務所と本人がどこまで納得して話し合いをしているかはわからないが、大物カメラマンに依頼する場合、編集側はある程度、欲しいカットは指示するものの、最終的にどこまで脱がすかはカメラマンの力量に任せている」

 つまり、編集側の意向を超えた大物カメラマンたちの“暴走”が、今でもまかり通っているというのだ。

「正直“脱がした者勝ち”と思っているカメラマンは、まだまだ多い。女性タレントにどんなアプローチをかけて撮影するかも含めて、すべてカメラマンに“お任せ”ですから。例えば、スタジオを施錠して1対1で撮影するのを嫌がるタレントもいますが、カメラマン側からすれば、密室にした方が互いに思っていることを話し合えるし、ヌードを撮ってもその場で互いに確認しやすいという理屈。問題が起これば責任が問われるのは編集サイドも同じなんですが、こうしたカメラマンの意向を重視する風潮がセクハラ被害の温床になっていることは間違いないですよ」(同)

 出版界隈から「巨匠」ともてはやされ、好き勝手に振る舞っている大物カメラマンたちに鉄槌が下る日も近いかもしれない!?

最終更新:2018/07/23 22:00
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