波瑠主演『サバイバル・ウエディング』パワハラ・セクハラ発言連発でコンプラ“ギリギリ”もドラマとして成立するワケ
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今、ノリに乗っている女優・波瑠が主演を務める土曜ドラマ『サバイバル・ウエディング』(日本テレビ系)が7月14日にスタートし、視聴率は10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、好スタートを切りました。
波瑠ちゃんといえば、NHK朝ドラ『あさが来た』でブレイク後、立て続けにドラマに出演しており、主演を務めた昨年4月期の『あなたのことはそれほど』(TBS系)、前クール放送の『未解決の女 警視庁文書捜査官』(テレビ朝日系)が2作連続で視聴率2ケタ台を記録。「米倉涼子に続く“連ドラ女王”」との呼び声も高い売れっ子女優さんですが、意外にも日テレでの連ドラ主演は今作が初めてだそうです。
果たして、日テレ的にも波瑠ちゃん的にも“代表作”にすることはできるのでしょうか……? さっそく第1話のあらすじから振り返っていきましょう。
■崖っぷちからのスタート
30歳の誕生日に結婚式を挙げることになった主人公・黒木さやか(波瑠)は、7年間勤めた出版社を寿退社したその日の夜、婚約者・石橋和也(風間俊介)のベッドでピンクのパンツを発見。浮気がバレた和也は開き直ったかのように「俺、さやかと結婚できない」「結婚、結婚って重いんだよ」「一緒にいると辛い」と今更すぎる言葉を投げつけます。3カ月後に挙式を控えたまさかのタイミングで、さやかは婚約を破棄されてしまいました。
まさに“ドン底”のさやかは、元上司の口利きによって人気ライフスタイル誌「riz」のカリスマ編集長でハイブランド好きの宇佐美博人(伊勢谷友介)に拾われることに。しかし、宇佐美は「半年以内に結婚する。できなければクビ」という無茶苦茶な条件をさやかにつきつけます。
なんでも「riz」は婚活特集を組むとよく売れるそうです。体当たりで婚活をして、それを記事にしろという宇佐美に抵抗しつつも、ニートの身であるさやかは仕方なく条件を呑み、編集部の一員として働くことに。
撮影で使う衣装を手配・返却したり、雑誌に掲載されるお店の電話番号をチェックしたり、クライアント先から印刷所まで駆けずり回ったりと、さやかは他のスタッフのいわゆる雑用係として、大忙しです。
そうしている間、和也からは何度か連絡がありましたが、「日本で一番恋愛に詳しいのは俺だ」と豪語するナルシストなボス・宇佐美の「2週間電話もメールも無視しろ」という指令通り、泣く泣くシカト。
そんなある日、和也から「会って話したいことがある」とメールが届きます。宇佐美は得意のブランドうんちくを語りながら“つり橋理論”を応用し、さやかに魅力的な男性の影をチラつかせることで、和也を不安にさせるという戦略を立てました。
和也との約束の日、カフェで近況を報告したり思い出話をした後、初デートで行ったエスニック料理に誘われますが、“会うのは30分”という宇佐美の命令通り、さやかは「待ち合わせがあるから」と誘いを断ります。しかし、久々に顔を合わせたことで改めて自分の気持ちに気がつき思わず和也を引き止めてしまったさやか。「やっぱり、私たちさぁ……」と切り出した瞬間、爆音とともにポルシェがやってきます。
運転するのは、宇佐美が手配したはずの人気モデル・ケイタではなく、絶妙にダサいポーズをキメる宇佐美本人でした。口をぱっくり開けてあぜんとする和也をよそに、エンジンを吹かせながら颯爽とその場を後にした2人は、さやかおススメのもつ鍋屋さんで次の戦略を立てます。宇佐美はお決まりのブランドうんちくを例に出しながら、「自分を安売りしないこと」「大切にされたかったら体を許すな」とアドバイスを送るのでした。
翌日、仕事を終えたさやかが帰宅すると、マンションの前には和也の姿が。「あの男誰?」「付き合ってんの?」と冷たい口調で詰め寄り、さやかを抱き寄せそのままキス。宇佐美の予想通り、和也はさやかの体を求めてきたのです。案の定、さやかはすんなり受け入れてしまったのでした……というのが第一話のあらすじです。
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