「いつか阿佐ヶ谷ハイムを……」阿佐ヶ谷姉妹“ルール”なき共同生活のススメ
#お笑い #インタビュー
■「お姉さんのいびきが……」
――いや、永遠に聞いていたくなります(笑)。小さい頃、自分の部屋を持つことに憧れたけど、いざひとり部屋になると妙に寂しくなる感じを思い出しました。
江里子 わかります! でもやっぱり、隣の部屋でそれぞれに暮らしてるっていうのは、すごくいい選択肢を、奇跡的に得ることができたなあと思って。壁1枚向こうで、なんとなく寝起きしてる感じはわかりますし。時々くしゃみの音とか聞こえますし。ああ、生きてるんだなあ、みたいな。
美穂 お姉さんの電話してる声も聞こえますし、テレビ見て笑ってるバカみたいな声も。
江里子 バカみたいは余計じゃない?
美穂 そういう声も聞こえますけど。
江里子 バカみたいがちょっと余計だけど。
美穂 違うアパートだったら、ちょっと寂しいかもしれないけど。今はちょうどいい安心感がありますね。
――先ほどお風呂の話が出ましたが、2人で暮らしていたときは、ほかにもルールを作っていましたか?
江里子 逆に、ルールをあまり作らなかったことで、私たちはなんとか折り合いつけてこられたのかなっていうのはありましたね。
美穂 まったく守られない。
江里子 こういうルール決めたのに!! ってなると、逆にフラストレーションがたまるじゃないですか。ルールでがんじがらめにするよりも、妥協案を探ってくっていうことが、ここまでこられた理由のひとつかなあとも思ってますね。
美穂 得意なことを各自やったり。
江里子 そうねえ。
美穂 お姉さんがお洗濯したりとか。
江里子 お料理は私で、でも汁ものは美穂さんにやってもらうとか。
美穂 得意分野を各自やったりしてたっていうのが、よかったんですかね。
――どうにも我慢できなくなることはなかったですか?
江里子 どうでした? 私よりも美穂さんのほうがあったんじゃない?
美穂 そうですね。いびき。
江里子 いびきね。
美穂 私が結構宵っ張りなんで、起きてるんですけど、お姉さんは10時ぐらいに眠くなっちゃって。
江里子 私、朝型なんで。
美穂 早めに寝ちゃって。寝た途端いびきをかき始める。寝つきがいい。起きないので。そういうときはYouTubeを大きい音量で見て邪魔したり。
江里子 あとビニール袋ね。
美穂 お姉さんはビニール袋のガサガサした音が嫌いで、ちょっと反応するんですよ、寝てても。それをガサガサガサガサやって。何回もやって、うなされるようにしたりとか。
――うなされる(笑)。
美穂 「うーん」ってうなって、ちょっと止まったりする。それが楽しくて。
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