トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > カンニング竹山に周囲が冷たい本音

カンニング竹山の“ブチ切れ”に、周囲が冷ややかな本音「テレビ局の構造的な問題が……」

『カンニング竹山 単独ライブ「放送禁止2015」 [DVD]』(リバプール)

 お笑い芸人のカンニング竹山が、レギュラー出演する情報番組『ビビット』(TBS系)で、7月上旬に発生した西日本豪雨災害に言及。「甚大な被害が起こっているのに、他人事みたいになっちゃっていることがおかしいと思うんですよね。のんきに他のニュースをやっている場合じゃないと思うんですけどね」と、在京テレビキー局を批判し、波紋を呼んでいる。

 竹山は先日、その件についてAbemaTVの冠番組で触れ「今回の豪雨をきっちりと扱うべきだと思った」と心境を明かしたが、同時に前述の番組内で発言した際は「スタジオがすごく嫌な雰囲気になった」と振り返った。

 これまでも、在京キー局では関東圏で大きな事件、事故、災害が発生した際には全国ニュースで大騒ぎするものの、地方で起こったことには反応が鈍い現象は度々見られていた。在京テレビ局の情報番組スタッフは「竹山さんの気持ちはわかるし、視聴者の方には申し訳ない」と頭を下げた上で「なかなか難しい問題でもある」と理解を求める。

「現状、関東圏で突発的に起こった事件、事故、災害について、ローカル番組で対応できる枠がまずないんです。となれば、全国ネットの情報番組で扱わざるを得ない。ただ、その結果、スタッフを現地にすぐ向かわせることができるなど、機敏な対応が可能です。一方で、地方ネタはまず、ニュース番組であれば報道局経由で最新情報や映像がどんどん入ってきますが、ワイドショーなどの情報番組はいちいち報道局を介して調整をしないといけない。今回の豪雨災害のように、多くのエリアが同時に被災すると、ローカルテレビ局は取材だけで手がいっぱいになる。となれば、自前でカメラやスタッフを現地に向かわせない限り、機敏な対応はできないんです。なので、もっと手頃に扱えるネタを優先的にやってしまうのが実情。そのジレンマにスタッフも悩まされているのですが、これは構造的な問題もあってどうしようもない。そんな中、竹山さんが一方的に怒ってしまったので、スタッフが引いてしまった部分もあると思いますよ」(同)

 現状、在京キー局の情報番組で地方ネタを最も手際よくやれているのは『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)だという。こちらは「東京・大阪に、いつでも取材に飛び出せるリポーターやクルーが常駐。放送実績を重ねてようやく系列局も協力するようになった経緯がある」(前出・番組スタッフ)というだけに、なかなか一気に解消とはいかないようだ。

最終更新:2018/07/20 12:00
ページ上部へ戻る

配給映画