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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > アナ不足の在京キー局が苦肉の策

在京キー局を苦しめる“アナウンサー不足”苦肉の策は「お払い箱アナの現場復帰」しかない!?

※イメージ画像

 蝶よ花よともてはやされ、アナウンサー業界の“あこがれの的”でもある在京キー局のアナウンサー陣。だが、近年は人員不足に泣かされているという。

「若い子にとってはチャンスなんだろうけども、人がいないとやっぱりキツいですよね」

 こう嘆くのは、在京民放キー局の中堅編成マン。これまで、売れっ子になりフリー転身後も安定した人気を誇るXをはじめ、数々のアナウンサーを間近で見てきたが「ここ20年くらいで、一番人がいないね」と笑う。

 聞けば、フリーランスの人気アナウンサーに自局番組のMC枠を譲りまくった結果、人材が育たず。その後、不況のあおりを受けて再び局アナにチャンスが回ってきても「スキルやノウハウが足りず、結局のところベテラン陣におんぶに抱っこの状況が続いている」というのだ。

 そもそも、アナウンサー減らしの発端を聞くと「売り上げが落ちて、会社に余裕がなくなったのがすべて。これまで、外注していたイベントMCなども、すべて自社でまかなわなければならなくなってしまった」という。

 その結果、特番やスポーツ中継が重なると、すぐにパンクして、人のやりくりができなくなる。そこで今増えているのが「お払い箱」になったアナウンサーの“復帰”だ。

「以前なら素行に問題があったり、人間関係が嫌でアナウンス部を飛び出したら、半永久的に復帰することはなかったが今はそんなことも言ってられない。基本的にはナレーションなど顔の出ない仕事が多いのですが、無理やり現場復帰させてしのいでいる状況。まあ、そんなこともあって空気が微妙な現場は案外、多いですよ」(同)

 今のアナウンサー業界は、なんとも寂しい現状のようだ。

最終更新:2018/07/17 06:00
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