私が吉原のソープ嬢になった“あの日”
#現役女子大生ソープ嬢
「おっ! 来た来た! ホームページ見た? プロフィール担当が君を気に入ってね。体験入店初日から源氏名アリでやってもらおうってことになったの。君は今日から漫湖。漫湖ちゃん、よろしくね!」
ボーイはそう言って私の肩をポンポンとたたきました。初めて源氏名で呼ばれたトキメキに、うずく下半身。さっそく割り当てられた自分のプレイ部屋に入ると、そこにはピンクな世界が……。すごい! 私、ホントにソープ嬢になっちゃったよ!
「どう? ドキドキしてる?」
「はい。でも、やるしかないと思っています。やらないと、何もわからないから」
「そうだね。とりあえず、君なりの方法でやってみて。うちの店は研修とか特にないから。お客さんが笑顔で帰ってくれれば、なんでもいいんだから。肩肘張らず、いつも通りの感じで。だってセックス好きなんでしょ?」
はい! 私、セックスが大好きなんです!!
狭くて急な階段を上ると、プレイルームのある2・3Fにはソープランド特有の石けんの香りが立ち込めている。もうセックスのことしか考えられない。
「何もしないまま4年間を終えるより、自分のやりたいことをやって、留年してでも卒業するほうがいい。やりたいことがあるならやりなさい」
パッとしない毎日を送り、くすぶっていた私を見かねて、大学の教授がかけてくれた言葉。
「君たちはこれから、いざという場面で、“えいっ”と踏み出す勇気を持ってほしい」
さらに、高校の卒業式での恩師からの一言が脳裏をよぎりました。
私は、この階段を上って、やりたかったことをやるんだ。恩師の思い描いていた理想とはちょっと、いやだいぶ違うと思うけど、何も成し遂げられなかったこれまでの私に終止符を打つんだ……!
“えいっ”
「番号札4番さん、お待たせしました。こちら漫湖ちゃんです」
私はこの吉原で、おち〇ぽエンターテイナーを目指す!
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