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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『ルパパト』#21レビュー!

『快盗戦隊ルパンレンジャー』#21「敵か味方か、乗るか乗らないか」

●ギャングラーの存在感が薄くなりっぱなし

 心配といえば、ギャングラーの存在感のなさも……。

 ただでさえ対怪人戦よりも、戦隊同士の戦いの方に心を奪われがちな本作だが、ノエルの加入で、本来の敵・ギャングラーの影がさら に薄くなっている。

 今回登場した怪人のガバット・カババッチ(ベネディクト・カンバーバッチのパロディなんだろうか!?)にしても、「ムシバミ菌」なる菌を使ってダムを崩壊させるという壮大な計画を進行していたのに、ノエル絡みのエピソードで時間を使いすぎたせいか、「ダムの危機!」的な緊張感皆無なままアッサリやられてしまった。

 巨大化した後も、ロボット変形シーンの方が長かったんじゃないかというくらいの即死っぷり(約3分で爆発)。コイツ、何しに出てきたんだ感がハンパない。

 唯一の見せ場は、エックストレインゴールドからの砲撃が股間に直撃し、悶絶していたことくらいか……。

 ま、しかし、ダムが特撮の舞台になるというのはCG時代を感じた。

 実際の火薬をドッカンドッカン爆発させていた時代の特撮だったら、絶対に使用許可なんて出ないだろう。

●次回もノエルのターン!?

 次回、#22「人生に恋はつきもの」では、

「キューピッドになろうと思って!」

 ということで、ノエルがパトレン2号・陽川咲也(横山涼)とルパンイエロー・早見初美花(工藤遥)の恋を応援するようだ。またしてもノエルのターン!

 ギャングラー怪人に初美花が捕らわれてしまい、咲也がそれを助けに。初美花は変身しちゃえば逃げられるんだけど、咲也が助けに来ているから変身もできない……みたいな展開だろうか。

 例のごとくギャングラーの見せ場が少なそうだけど、もうちょっとがんばれ、ギャングラー!?
(文と絵=北村ヂン)

最終更新:2018/07/27 10:54
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