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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 土田晃之「ぶち殺す」発言で大ピンチ

土田晃之「ぶち殺す」「事務所が動く」発言で大ピンチ! 広告業界が“注意リスト”に……

ニッポン放送『土田晃之 日曜のへそ』番組サイトより

 ある広告代理店の関係者が、お笑い芸人の土田晃之について「起用注意リストに入れた」と話している。土田は6月下旬、ラジオ番組『土田晃之 日曜のへそ』(ニッポン放送)で、自分の後ろ姿を撮影した写真をネット上で公開した匿名の一般人に対し、「マジぶち殺しに行くんで」「うちの事務所が動くかもしれないから、気を付けてね」と殺害予告とも取れる発言をし、物議を醸した。

 怒りの原因は、写真に自分の子どもが写っていたからだというが、撮影者は「つっちー来てた」と子どもについてはまったく言及しておらず、たまたま子どもの後ろ姿も写り込んだだけのようだった。

「いずれにしても、公共放送で『ぶち殺す』『事務所が動く』と視聴者に恐怖感を与える言動はまずいですし、こういう人はいつまた別の問題発言をするかわからない印象なので、広告起用には“要注意”の注釈を付けざるを得ません」

 こう話す広告代理店の関係者によると、CMなど広告にタレントを起用する際、「このタレントはこんなCMに向いている」とカテゴリに分けるなどして企業にプレゼンする資料を作る過程で、企業イメージに悪影響を与える可能性のあるタレントのネガティブ情報を複数の担当者が収集し、データ化しているのだという。

「土田さんは、過激トークで炎上しやすい人物と判断できるので、クレームに神経質な企業には不向きだと判断できます」

 土田は“元・不良”を売りにしたキャラでコンビ「U-turn」としてブレイク後、ピン芸人になって、アニメやサッカー、アイドルなどを毒舌も交えて評論する自称オタク芸人として売り出し、情報番組のコメンテーターにも起用されている。

 ただ、過去にも発言への批判はたびたびあり、アイドルグループのAKB48を欅坂46と比べて「品がない」と言い、指原莉乃の第一印象を「クソでしたからね」と酷評。元プロ野球選手の張本勲のサッカーについての意見には「サッカー知らない人がしゃべってるから」とバッサリ斬り、安倍晋三首相を「テメエ」呼ばわり。こうした発言には批判の声が上がっており、ラジオ番組で過去、フジテレビの番組作りを何度か批判した際、「(スタッフが)バカなんじゃねえの」と言い放って、当のスタッフを怒らせていたこともある。

 もともと攻撃的な性格ではあったようで、かつてアンジャッシュの2人に「楽屋入ってきて機嫌悪いときがあって、どうしたのか聞いたら『前を歩いているヤツが遅いからケツ蹴ってやった』と吐き捨てていた」とも証言された土田。こうした話を聞くと、まるでチンピラのようにしか思えないが、土田を起用したことがあるテレビディレクターによると、「目上の人にはかなりの気遣いをしていて、要領が良い人」だという。

「批判対象はわりと“批判しやすい”相手ばかりなので、絶妙に選別しているんですよ。だから、広告代理店の人が心配しなくても、大きな炎上はないのでは」(同)

 いまでこそ「ひな壇の神」とまで呼ばれて人気者の土田だが、当初はほとんど話ができないまま収録が終わった苦い経験もあり、一連の過激発言は存在感を高めるための工夫に見えるところもある。ただ、「ぶち殺す」発言は、相手の被害意識によっては刑法に触れるとする見方もあり、黄信号がともったのも確かだ。

 企業のPRイベントにもよく出ている土田だけに、つまらない発言で仕事が減らなければよいのだが。

(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

最終更新:2018/07/05 08:00
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