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日刊サイゾー トップ > 海外  > 中国人観光客の冒涜行為に激怒

“ダンシング”中国人観光客に、マレーシアのイスラム教徒が激怒!「モスクへの冒涜行為だ」

この模様を撮影したビデオからは、「なんであの2人を引きずり降ろさないんだ」と言う現地の人の声も聞こえる

 現地の習慣や風俗を踏みにじり、やりたい放題の傍若無人な振る舞いで世界各国の観光地から鼻つまみ者扱いされている中国人観光客が、またやらかした。

 現場となったのは、マレーシアのボルネオ島北部にあるサバ州のコタキナバル。市の郊外に市立のモスクがあるのだが、建物の手前に配された池に浮かんでいるようにも見えることから「浮かぶモスク」とも呼ばれ、観光スポットとなっている。

 6月23日、そこに現れたのが2人の中国人女性。何を思ったのか、彼女たちは建物前にある低い壁の上に乗り、いきなり踊りだしたのだ。

 2人の格好は、タンクトップに太もも丸出しの短パン姿。ここがビーチか何かだったら大きな問題にはならなかっただろうが、イスラム教のモスクのすぐ前である。イスラム教では女性は人前で肌を出してはならず、髪の毛でさえスカーフで隠さなくてはならないほど、服装には厳しい。ましてや神聖なモスクでは、男性でさえ短パンでは中に入れないほどである。

 この振る舞いに怒りを感じたのか、何者かが2人の無礼な行いを遠くからビデオ撮影しており、それをネット上にアップ。これを見た現地の市民やイスラム教団体が怒りを表明し、警察は2人を宿泊先のホテルで逮捕した。

 2人はともにダンスのインストラクターで、「ちょっと遊んだだけで悪意はなく、宗教を冒涜するつもりはなかった」と弁明。寛大な処置を懇願したという。

 結局、起訴処分を受けることなく、25リンギット(700円弱)の軽い罰金刑で済んだが、その夜のうちに中国へ強制送還された。

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