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フジテレビ『27時間テレビ』教養路線の継続に失望……“最低視聴率”更新は確実か

フジテレビ『FNS27時間テレビ』番組サイトより

 2018年度の『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)の概要が発表された。総合司会は昨年に引き続きビートたけしと関ジャニ∞の村上信五が務める。テーマは「にほん人は何を食べてきたのか?」であり、昨年度の「にほんのれきし」に続く教養バラエティ路線となった。

 放送日は9月8日から9日である。この両日とも、村上の所属する関ジャニ∞は東京ドームでコンサートを行うため、昨年と同じくほとんどの時間帯が録画放送になると見られる。2年連続での「非お笑い系27時間テレビ」は往年のファンを失望させたといえるだろう。だが、一方でそこにビートたけしの意向が働いていると見る向きもある。

「たけしさんは“勉強好き”で知られますからね。今でも、中学や高校の数学や理科の問題集や参考書を使っているといわれます。今回のテーマは、昨年度がゴリゴリの文系だとすれば理系の分野にあたりますので、よりたけしさんの興味に近いといえるでしょう。この4月に事務所を独立し、これからは好きなことをしたいとも述べていますので、その影響もあるかもしれません」(放送作家)

 さらにビートたけしは、フジテレビでは多くの教養バラエティ番組を手がけてきた実績もある。

「代表的なものは『平成教育委員会』でしょう。元フジテレビアナウンサーで、当時はすでにフリーに転身していた逸見政孝さんとタッグを組みました。国語や社会など文系科目を得意とする逸見さんと、数学や理科などの理系科目を得意とするたけしさん双方のキャラクターがうまく融合した人気番組となり、2人は親友関係ともなります。このコンビで1992年と93年の『27時間テレビ』(当時は『FNSの日』)も担当しました。しかし93年の番組終了後の秋に逸見さんはがんを公表し、その年の暮れに亡くなってしまいます。この番組と逸見さんへの思い入れもたけしさんの中にはあるでしょう」(同)

 とはいっても事前の期待値が低いのは確かだろう。昨年の『27時間テレビ』の全平均視聴率は8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と歴代ワースト2位を記録したが、最低記録を更新しないことを願うばかりだ。
(文=平田宏利)

最終更新:2018/07/02 22:30
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