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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『激レアさん』黄金帯進出で短命化?

テレビ朝日『激レアさんを連れてきた。』ゴールデン進出は“番組短命化”への一本道?

テレビ朝日『激レアさんを連れてきた。』番組公式サイトより

 オードリー若林正恭と弘中綾香アナが司会を務める深夜番組『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系/以下『激レアさん』)の、初めてのゴールデン進出が決定。このままゴールデンへのレギュラー昇格のウワサが上がる一方、先輩番組がたどった“番組の短命化“が危惧されている。

『激レアさん』は、非常に珍しい体験をした一般人をスタジオに招き、なぜそのような状況になったのか、その時どうしたのか、その後そういった経験が人生にどう影響しているのかなどを、つぶさに尋ねていくもの。もともとは『アップデート大学』というタイトルでスタートし、昨年10月に現タイトルに改題され、好調を維持している。テレビ情報誌の記者が語る。

「もとから関係者の間では評判が良かったこの番組ですが、『激レアさんを連れてきた。』というストレートな番組名になって、さらに人気が広がりました。この番組の魅力は、ドバイの王族とマブダチの人、ボクシング界のスーパースターであるマニー・パッキャオと対戦したことがある人、廃業したボロボロの映画館を自宅にして住んでいる人など、“激レアさん”自身の強烈なエピソードによるところが大きいのはもちろんですが、オードリー若林と弘中アナの息がピッタリ合っているところも見どころです。若林と南沢奈央の熱愛が報じられた時には、弘中が『女性が苦手とか、世間を欺いていたウソつき』と、猛然とツッコミを入れましたが、弘中とONE OK ROCKのToruとの熱愛が報じられた際には、若林が猛反撃。『直撃は何時頃だったの?』『深夜過ぎてたでしょ?』『英語で?』と、必死で『ワンオクロック』と言わせようと試み、弘中が『バカッ!』とやり返す一幕もありました。今年2月にはギャラクシー賞も受賞しており、ゴールデン進出はむしろ遅すぎた感さえあります」

 そんな『激レアさん』は、番組開始以来深夜帯で放送されてきたが、7月1日に初のゴールデン進出が決まった。収録後、若林は「ずっと23時台でやっていたい。どうしても意識してしまうんですよ。ゴールデンだと」と語ったが、テレビ関係者もこの発言には理解を示す。

「確かに出演者にとって、深夜からゴールデンへの進出は“栄転”です。テレ朝では過去にも『アメトーーク!』や『しくじり先生 俺みたいになるな!!』などが深夜からゴールデンに移動しています。しかし、深夜では大好評だった『しくじり先生』も、ゴールデンではあまり振るわず、2年ほどで番組が終了してしまいました。『激レアさん』もゴールデンに行けば、あまりにもマニアックなネタは取り上げられませんし、際どいネタも扱いづらくなります。初のゴールデンSPではデヴィ夫人が激レアさんとして登場。一般人以外の人物が登場することには、これまでの番組ファンからの反発もありそうです。こういった番組は、遅かれ早かれネタ切れになることが目に見えています。テレ朝としても勢いがあるうちにゴールデンに移し、ネタ切れになったら終わりにすればいいという考えがあるのかもしれません。ただ、松本人志の『クレイジージャーニー』(TBS系)は、すでに深夜で3年以上続いており、非常に好評ですから、『激レアさん』も深夜で続けるという選択肢はあるでしょう」

 ゴールデン進出で番組がパワーダウンする例は、これまで何度も見させられてきた光景。『激レアさん』も、再び同じ轍を踏むことになるのだろうか……。

最終更新:2018/06/30 10:00
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