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【wezzy】

本木雅弘の長男、浅野忠信の息子、木村拓哉の次女、渡部篤朗の息子たち…「二世」が続々デビューする時代

 90年代から現在に至るまで第一線で活躍する役者や歌手たちの子供が、20歳前後になり、続々と親の仕事場に飛び込んでいる。木村拓哉(45)と工藤静香(48)の次女・Kōki,(コウキ/15)が華々しいモデルデビューを飾ったことは記憶に新しいが、立て続けに本木雅弘(52)の長男や浅野忠信(44)の息子もモデル・役者としてお披露目された。いわゆる“二世タレント”の中でも特に“大物二世”の括りになるであろう彼ら。Kōki,は海外で活躍するモデルを目指すそうだが、本木雅弘の長男・内田雅樂(21)は一足先に、「UTA」としてパリコレデビューを果した。

 UTAは、6月19~24日に開催されたパリの2019春夏メンズコレクションでモデルデビュー。COMME des GARÇONS HOMME PLUS、UNDERCOVERなどを着こなしランウェイを歩いた。祖父母は内田裕也(78)と樹木希林(75)、母は内田也哉子(42)という一家で育ち、中学をスイスで、高校・大学はアメリカで過ごしてきたUTA。異国の地ではバスケットボールに熱中した学生時代を送ったそうだ。「i-d」のインタビューによると、留学中からファッションに関心を抱き、「着こなしは、文化に加え、その人のパーソナリティが反映される」と実感。各国で異なるファッションの着こなしを観察するようになったという。

 190cmの長身で、モデルの誘いを度々受けるもバスケとの両立に悩んだそうだが、祖母の「ある種、服というのは内面を映す鏡。同じ服を着てもみんな違って見える。いろいろな服を着ることで、より自分を客観視できる。それは生きていく上でも大切なこと」という言葉がきっかけとなり、モデルに挑戦することを決意したという。この6月に、パリのモデル事務所と契約。大学には変わらず在学中でバスケも続けている。バスケでは日本代表の候補合宿に選ばれたこともあるそうだ。

 1995年に結婚・2009年に離婚した浅野忠信(44)とCHARA(50)の長男・佐藤緋美(18)も、芸能界で仕事をするという。今年10月公演予定の舞台『書を捨てよ町へ出よう』で俳優デビューを予定されている。中学、高校はインターナショナルスクールに在籍していた佐藤緋美は、昨秋に1年間のシドニー留学から帰国してモデル活動を開始。演技経験はほとんどないが、人生初のオーディションで『書を捨てよ町へ出よう』の主役の座を掴み、初舞台にして初主演に挑むという。

 これまでにも2013年発売のCHARAのアルバム『JEWEL』の収録曲「世界」にドラマーとして参加したり、2017年4月には浅野忠信と姉のSUMIRE(22)と共にラフォーレ原宿MEN’S LAFORETのキャンペーンビジュアルを務めるなど、“浅野忠信とCHARAの息子”として知られていた佐藤緋美だが、かねてから演技にも興味を持っており今後は「音楽も俳優もどっちもやっていきたい」そうで、浅野忠信と同じ事務所に所属している。

 また、1994年に結婚・2005年に離婚した渡部篤郎(50)とRIKACO(52)の長男・渡部樹(23)は、舞台の脚本や演出・俳優として活動している。2013年頃から伊藤和重主宰のIN EASY MOTIONで舞台出演や演出助手を務めていた渡部樹は、2014年には自身が主宰するHANDS UPの旗揚げ公演「リリィの語り部」にて19歳の若さで初脚本・初演出を務め、またLDH主催でRIKACOが主演した舞台「カルセオラリア」に出演。2015年にはHANDS UPの第二回公演「ルキアの使い手」で脚本・演出・主演の3役、2017年にはHANDS UPプロデュース公演「父より」で脚色・演出を担当。ちなみにHANDA UPは、RIKACOの個人事務所である。

 今回挙げた3名の場合、浅野忠信とCHARAの長男・佐藤緋美、渡部篤郎とRIKACOの長男・渡部樹は、親と関わりの強い事務所のバックアップの元で活動していくようだ。もちろん、“二世”であろうがなかろうが、本人のやる気と才能、そして運や縁が大事な世界。ただ、少なくともデビューの“入口”という点においては“二世”であることが有利に働くのも事実だろう。しかしそれは良くも悪くも……であって、親の動向が悪い方に作用するリスクもないとは言えない。ともあれ次世代の“二世”である彼らはまだデビューしたばかり。どのような道を行くのか注目していきたい。

最終更新:2018/06/28 07:15
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