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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 長州力、街ブラでキレかける

狛犬研究家にキレかけ、角打ちでマジ呑み……長州力が”街ブラ”冠番組でやりたい放題!

■ロケ中にモツ煮込みに夢中になる

 長州は基本的に忖度なし。「電線」を愛好する先生が電線の魅力を一生懸命解説しても「いや、入ってこない」と態度がそっけなかったり、「室外機」を愛好する先生とぶらり旅をしながら「オレ、マジで(散策から)外れたいわ」と遠慮なくこぼしたり。

 そんな彼がひときわ前のめりになったのは、テーマが「角打ち」になった時だ。ちなみに「角打ち」とは、居酒屋ではなく酒屋の一角で酒を飲む(打つ)文化のこと。酒好きの長州のテンションが上がるのは当然だろう。

 まず、「角打ち」を愛好する先生が、この文化の魅力を説明する。いわく「角打ちの魅力は酒の濃度を調整できる」とのこと。お店にある酒と割り材を購入し、自分で割ることができるからだ。

 やはり、長州はプロレスラー。いきなりコップへ焼酎をすべて注ぎ、ちょぼちょぼとお印程度の炭酸水を入れ、ほぼストレートの状態でゴクゴクいった。カメラが回ってるというのに……。

 酒を飲むならば、つまみも欲しくなる。角打ちは先払いが基本だが、長州はその辺にあるおつまみの袋を勝手に開け、むしゃむしゃと頬張り始めてしまった。お金、まだ払ってない!

河本「それ、やってること山賊と一緒だから!」

長州「ごめんなさい」

 ついにはモツ煮込みを注文し、本格的に酒を満喫し始めた長州。

「ここで(ロケは)終わりじゃないの?」(長州)

 確かにこの酒屋で街ブラは終わりなのだが、まだまだロケの途中である。

 ペースの速い長州は、いよいよいい感じになってきた。そして、プロレス界の酒豪伝説を披露した。

河本「アンドレ(・ザ・ジャイアント)よりも力さんのほうが飲んでましたか?」

長州「河本君、言ってやろうか? アンドレの飲み方は……くぅ~、半端じゃないよ。パンナムの缶ビールが全部なくなるんだよ!?」

井上「パンナムってなんですか?」

長州「エアラインの」

井上「飛行機の!? 飛行機のビール、全部なくなるんですか?(笑) 1回のフライトで!?」

長州「メルシャンワインって昔あったじゃん? 1ケースを控室に置いとくんだよ。あれ、“ポン”って開けて(たばこを吸うように人さし指と中指で挟んで)こうやって飲むんだよ。すごいよ。彼が食う太巻きは消火器くらいあるよ!」

 3週限定で放送されたこの番組、ネット上ではなかなか好評のよう。「『タモリ倶楽部』や『ブラタモリ』みたいに、マニアックな世界の知識欲が満たされる」「『水曜どうでしょう』みたいな愉快なキャラクターたちのゆるい会話」「くつろぎながら見るのに最適。30分番組でもいいので毎週見たい」といった声が散見されるのだ。

 加えて、街ブラ中にプライベートの長州小力と遭遇するというミラクルも一行は起こしている。

長州「なんでここにいんだ? お前は誰だよ! お前は誰なんだよ!?」

小力「いや、びっくりした……。今、普通に長州さん見えたから」

長州「そのしゃべり方はやめろって言ってるだろ。(うなだれながら)もう、張り詰めたものがすべて……」

小力「ちょっと俺、すげえうれしいんですけど……」

河本「(小力を)呼んだんですか?」

長州「呼ぶわけないだろう。やってない、やってない。(スタッフに向かって)絶対、やってんだろう?」

 ものすごい引きである。この吸引力を発揮し、レギュラー化の流れも引き寄せていただきたいと願うばかりだ。

(文=寺西ジャジューカ)

 

最終更新:2018/06/28 18:00
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