ベトナムに「SGO48」が発足 拡大するアジア戦略、国内AKB48ファンが奪われる日も近い?
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ベトナムのホーチミンを拠点とする、AKB48の姉妹グループ「SGO48」が今年中にも発足することが明らかになった。海外に拠点を置くAKB48の正規の姉妹グループとしては、7つ目となる。
「現在、活動中、もしくは発足が明らかになっている海外の48グループは、インドネシアのJKT48、タイのBNK48、台湾のTPE48、フィリピンのMNL48、中国上海のAKB48 Team SH、インドのMUM48。中国上海を拠点にしていたSNH48については、もともとAKB48の正規の姉妹グループだったんですが、契約上のトラブルがあり、現在はAKB48とは関係ないグループとなっています。そして、SNH48は独自に拡大しており、北京を拠点にするBEJ48、広州を拠点とするGNZ48、重慶を拠点とするCKG48が発足しています」(芸能ライター)
AKB48のアジアにおける拡大戦略は、成功しているのだろうか。芸能事務所関係者はこう話す。
「AKB48を運営しているAKSは、あくまでも地元からのオファーがあった場合に限って、新たなグループを発足させるというスタンスです。地元の企業であるとかディベロッパーであるとか、基盤となる運営元が地元にあって、AKSはそこに48グループというコンテンツを持っていくという形。そういう意味ではAKSは、自分たちがそこまで大きなリスクを負っているわけではないので、拡大には前向きだということです。特にアジア圏には、まだまだ発掘されていない女性アイドル市場が残っていますからね。今、アジアで48グループを広げておけば、そちらのブームが日本に逆輸入されることも考えられる。もともとAKB48は、いろいろな可能性を模索して、試行錯誤しながら大きくなっていったビジネスなので、リスクが分散されているのであれば、拡大していくというのは当然の動きなのだと思います」
アジアではかなり勢力を伸ばしている一方で、日本国内では乃木坂46や欅坂46といった坂道シリーズに人気を奪われているのも事実。日本国内のAKB48ファンは、海外ばかりに広がっていく最近の動向をどう捉えているのだろうか。
「日本国内の48グループのファンたちが、海外の48グループの動きまでチェックしているかというと、必ずしもそうではない。そもそも日本国内でもたくさんのグループがあって、ほとんどのファンが全体の動きを把握できていないのが実情ですから。だから、海外の48グループを推しているのは、本当に一部のファンのみ。当然ですが、日本国内のグループも含めて、それぞれ完全に“地元”に向けたものですから、それでいいんですけどね」(前出・芸能ライター)
とはいえ、日本国内にも海外の48グループを推しているアイドルファンも少なくない。AKB48ファン歴8年の40代男性会社員Aさんはこう話す。
「国内の48グループのメンバーたちは、坂道人気に追いやられているうえに、過酷な握手会と毎年の選抜総選挙のせいで、ちょっと疲弊気味なんですよ。なんというか“スレちゃってる”メンバーも多くて……。でも、BNK48とかMNL48のメンバーたちは、全然スレてなくて、健気で可愛いんですよね。正直、癒やしを海外48グループに求めてしまっています」
まだまだ、海外の48グループに手を伸ばすアイドルファンは少数派とはいえ、徐々にファンは増え始めている模様。ここ最近は坂道シリーズにファンを奪われている国内の48グループだが、今度はアジアで活動する姉妹グループたちの存在も無視できなくなりそうだ。
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