テレ東深夜の「お宅紹介×プール×グラドル」番組で思い出される、『電波少年』伝説のアノ企画
#テレビ東京 #電波少年
■豪邸の中身とグラドルのボディを同時に紹介
次に訪れた家もすごい。ガレージにはディアブロ(約5,000万円)やフェラーリ、カウンタックなど数台の愛車がズラリ! 敷地面積も半端なく、3,500坪を誇っているとのこと。
家主「ここは僕の“趣味の家”なんで。車を保管するために、この家を建てたんです」
飯尾「……何をおっしゃってるんですか?」
ここの家主は酵素ドリンクの販売で大ヒットを飛ばし、そのほかの事業も加えると年商40億円を誇る成功者である。豪邸の浴室からは芝が敷かれた広々とした庭が一望できるし、2階にある書斎と直結の階段でガレージへ下りられるという、こだわりの造りだ。
そこから外に出るとテラスがあり、らせん階段を下りると目当てのプール(約700万円)へ到着した。サイズは縦10メートル、横4メートル、深さ1.3メートル。学校のプールのおよそ半分の大きさだ。
早速、泳ぐ出演者たち。例えば、飯尾は眼鏡をかけたままバサロで泳ぎ切るという芸達者ぶりを発揮する。田中に関しては、バタフライ→背泳ぎ→平泳ぎ→クロールのメドレーリレーを人の家で披露するという破天荒さだ。
でも、やっぱりおいしいところはグラドルが持っていく模様。空気を入れて膨らませる大きくて透明なボールが岸には用意された。この中へ入り、不安定な状態で七転び八起きするグラドル。その姿を、例によって下からのアングルで撮る不埒なカメラマン。すべて、狙い通りである。
いい家と、いいプールと、グラドルのいい体。ぶっちゃけ、焦点が定まり切っていない。「新しい切り口のお宅紹介」とうたっているだけに、豪邸を紹介する側面は欠かせない。『いきなりスイマーズ!』という番組名から、プールが主役であることもうかがえる。しかし、結局はグラドルの際どいカットがすべてを持っていってしまう。これらすべて込みで、実は狙い通りな気がする。
冒頭でも述べたが、昨今はコンプライアンスの厳しい時代。グラドルの水着姿を映すにも、それなりの“正義”が必要だろう。そういう意味で、「お宅紹介」という切り口は、いろいろな意味で有効。正義として機能するし、富豪の家も興味として純粋に見てみたい。
なるほど、アイデア勝負のテレビ東京らしい新機軸だ。この番組は2週連続の放送が予定されており、次回(25日深夜)放送分にはグラドルの都丸紗也華が出演するらしい。
(文=寺西ジャジューカ)
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