『水曜日のダウンタウン』で110番通報騒動……バラエティー番組“ガチンコ”の限界点
2018/06/22 17:00
#TBS #バラエティ #ダウンタウン #水曜日のダウンタウン
人気バラエティー番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の企画を巡り、通行人から110番通報が相次ぎ、同局が警視庁から厳重注意を受けていたことがわかった。
通報の内容は、5月下旬にJR恵比寿駅付近で男性が車で連れ去られたというもの。後に、同番組の企画ロケであることが判明し、警視庁渋谷警察署が厳重注意したという。
同局の関係者は「人気番組ですし、わりと過激で時間をかけるロケも多い。現場はその一環で今回の企画を敢行したのでしょうが、これだけ凶悪犯罪が多発している昨今、連れ去りロケをすること自体が間違っている」と手厳しい指摘。
一方で、ベテラン放送作家は「バラエティー番組の限界が下がり、企画ロケのハードルがまたひとつ、上がってしまった」とため息をつく。
「今回の企画の場合、ポイントはいかに“ガチンコ”ぽくやれるかという点。だけど、これが事例としてNGになってしまった。となれば、類似企画は当然できないわけで、これは他のバラエティー番組にも影響を与える。テレビ局サイドも、これまで以上に過敏に反応する中で、リアリティを出すロケがどんどんやりにくくなる。今回も、現場がもっと注意深く周囲に気を配っていれば簡単に防げた事例。残念ですよ」(同)
バラエティー番組においては、もはやどんな演出も「限界」にきているのかもしれない。
最終更新:2018/06/22 18:54
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