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「黒ひげ危機一発」の限界に”バネの神様”が挑む! バラエティ版『下町ロケット』がアツかった

 この技術者、高校卒業後、同社に就職して以来、30年もバネと向き合い続けてきたという。まさに、バネは人生そのもの。だから、くじけるわけにはいかないのだ。

「物作りの世界では、失敗しないと伸びる物も伸びないので。失敗しないと次がない!」

 まさしく、失敗をバネにしようとしている。

 そして迎えた本番当日。バネと筒だけでなく、強力なバネを押し込めるよう金属製の剣も用意していた技術者。さらに、強力すぎるバネを制する特殊な器具を発射口にロックした。入念すぎるほど入念だ。

 番組スタッフも負けていない。どんなに飛距離が伸びようともカメラに収めるため、会社の外に特設会場を設置。ドローンを飛ばしてはるか上空から黒ひげ危機一発を見守るのだ。

 そして、運命の瞬間。いよいよ剣が樽に刺し込まれた! その瞬間、とんでもない勢いでジャンプする黒ひげ君!! 飛距離はバネ会社の屋上を超え、ドローンと接触しそうなほどの勢いを見せる。

 結果、飛距離は8メートル40センチを記録! 日本の中小企業の技術力が、黒ひげ君の“限界”を突破した。

 ここで、振り返りたい。「黒ひげ危機一発」の醍醐味は「どこに刺したら飛ぶのか?」である。そのポイントを、今回はないがしろにしてしまっている。一本目の剣を刺した瞬間、黒ひげ君はジャンプした。楽しみ方そのものが変わっているが、それはもう良しとしよう。

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