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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 夏にピッタリな「冷やしかつ丼」
ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第88回

今年も来たぞ、この季節が! ♪冷やしかつ丼~始めましたぁ~

 どんぶりの底に沈んだ米と一緒にだし汁をレンゲにすくってすすり上げると、鼻から香辛料の風味が抜けていく。さらさらの冷たい米を食べながら感じた既視感は、宮崎の冷汁だった。

 なるほど、冷たいだし飯文化は、すでに日本にあったのだ。しかし、2口、3口と食べ進めると、次第に舌がシビレてきた。冷たさではなく辛さだ。

「ヒー、辛~い!」

 その時のためにスタンバッテいるのがチーム夏野菜の面々。煮びたしのナスは意外に大きくて、甘辛い汁がたっぷり。オクラも歯ごたえバツグンだった。

 食後に予想外の辛さにシビレきった舌を癒すのは、ビールよりデザートがベター。コーヒーゼリーのほろ苦さとバニラアイスの甘さが一段と際立つ瞬間だ。

 ちなみに、カレー味でないノーマル冷やしかつ丼はこれ。共に、トンカツは、ロース、ヒレ、特上ヒレがある。トンカツは、食感と暖かさがなくならないうちに食すのがオススメだ。

 天井からいくつもぶら下がるまあるい照明が、大きな風鈴に思える季節。夏はもうすぐ。冷やしかつ丼は9月末までだ。

渋谷 かつ吉「冷やしカレーかつ丼」1,600円

SNS映え  ☆☆☆
味     ☆☆☆
珍級度   ☆☆☆

(写真・文=よしよし)

最終更新:2019/11/28 19:03
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