『正義のセ』安田顕の演技だけが見どころ!“『HERO』パクり”“ご都合主義満載”のNO.1クソ回が誕生!
#吉高由里子 #どらまっ子 #どらまっ子KOROちゃん #正義のセ
■名作検事ドラマ『HERO』と類似!
今回の内容ですが、「議員の息子が殺人事件を起こし、父親が圧力をかけてくる」といった刑事・検事ものドラマにはよくある内容です。ただ、放送中、「あれ、どこかで見たことあるな~これ」といった声がチラホラ上がり、よくよく考えてみたら、今回の話、2001年に放送された『HERO』(フジテレビ系)の第2話「帰れないふたり」にそっくりなんです。こちらの方の内容も「代議士の息子が殺人事件を起こし、弁護士が圧力をかけてくる」といったもの。父親と弁護士の違いと、事件の内容が違うだけで、後は全部一緒。被疑者の顔に殴られたアザがあるのも一緒。証言者が被疑者を庇って被疑者に都合のよい証言をするのも一緒。
最終回でついに“パクり”に走るなんて、衝撃過ぎます(笑)。放送開始直後から『HERO』と比較され、「出来が悪い」と言われてきました。だからと言って、最後の最後でパクりをするとは……。これは、批判している人たちへのあてつけなんでしょうか? それも、『HERO』では第2話と始まったばかりにやっていたライトな内容の作品を最終回という見せ場に持ってくるとは、何を考えているのか。作品の選択ミスなのか脚本家のネタ切れが原因なのかわかりませんが、本当、最終回ぐらい本気でやってほしい。「視聴者をバカにするな」と言ってやりたいですね。
■最終回にしてベストオブ“クソ回”が誕生!
今回、Twitterで一番多かったコメントが「今までの回で一番ご都合主義だった」という批判。「最終回だからいう。ご都合主義がすご過ぎて最高にクソ!」「この展開は現実社会ではありえないでしょ!」といった声が続々と上がり、最終回だけ見たという人からは「見てなくてよかった」「時間の無駄」と厳しい声も上がっていました。
視聴者が気に食わなかったというシーンは大きく言って2カ所。
秀成から自白を取るシーンがあるのですが、秀成は昔からわがままで横暴な人柄だと捜査でわかっているのですが、そんな人間を凜々子は「入江の最後の言葉や様子を教えてくれ。入江の彼女に伝えたいから」と“泣き落とし”で自白させようとするのです。これ、普通に考えて無理でしょ。20年以上性格悪いまま生きてきた人間が、泣き落としで自白するとは思えません。でも、なぜか凜々子の5分程度の演説で完落ちするんですよ(笑)。「はい、出た~ご都合主義~」と言うしかありません。
また、父親の良成に秀成を殺人罪で起訴すると伝えに行ったシーンも酷すぎる。凜々子はこれまた泣き落としで理解してもらおうとするのです……。息子の釈放のためにメディアを操作し、検察に圧力をかけるという悪徳議員だった父親が20代半ばの新米検事の言葉で理解すると思いますか? これだけ悪事を働いている人間が変わるなんて普通ありえませんよね。それが、なんと、ものの3分で「息子をよろしくお願いします」と凜々子に向かって頭を下げたんです(笑)。
今までも凜々子の説教で自白するというシーンばかりで正直うんざり。宗教団体の集会を見てるような気分がしてドン引き。凜々子は教祖さまですか?
そして、一番びっくりしたのが、息子の殺人を隠し、正当防衛にしようと企んでいた父親には議員辞職だけで、法律のお咎めなし。「おい、権力に負けてるぞ! 『正義のセ』と真逆だぞ!」と思いっきり突っ込んでしまいました(笑)。
一応、検察監修の方がいるようですが、本当にアドバイスをもらっているのでしょうか? 家族に対し、事件内容をペラペラしゃべり、証人保護はガン無視していましたが、監修の方は何も注意を入れてないのかと疑問です。もしかしら、名前だけ貸してるのかもしれませんね!
■1番の功労者は安田顕!
同ドラマで、唯一のよかった点をあげるとしたら、凜々子の担当事務官役だった安田顕の演技です。保育園事件の回での、泣きの演技や、凜々子とすこしずづ打ちとけ合っていく姿など、実にうまいです。
そして今回、最もよかったと視聴者から絶賛されていたのは、最後に凜々子を検事としてほめるシーン。「セリフにジーンときた!」という声がたくさん上がっており、凜々子の演説シーンよりも視聴者には響いた模様。中には安田を見るためだけに同ドラマを見ていたという声も。Twitterでは毎回、吉高へのコメントよりも安田への評価の声の方が多く、もしかしたら、影の主役は安田顕だったのかもしれませんね。
以上、最終回のレビューでした。
同僚検事・大塚(三浦翔平)との関係がきちんとしないまま終わってしまったため、もしかしたら、続編やスペシャルドラマがありそうな予感。ただ、最終回で酷すぎるクソ回を見せられただけに、今回のように2ケタは難しいかもれません。もし、やるとしたら吉高よりも人気のある安田顕のスピンオフをやってくれることを願っています。
(どらまっ子KOROちゃん)
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事