韓国初上陸!『孤独のグルメ』雷波少年に出てた“あの人”がゲスト同行するも、やはり五郎は独り飯……
#ドラマ #テレビ東京 #松重豊 #どらまっ子 #柿田太郎 #孤独のグルメSeason7
ようやく完成したビピンパに、海苔をたっぷりかけ、かぶりつく。
「これだけいろんなものを適当に混ぜてこんなにおいしくまとまるって、どうなってるんだ?」と驚きながら、スプーンで次々と胃へ投入。
「まさにビビンパマジック」
五郎の食べっぷりを見て、今度ビピンパを食べる機会があったら是非納豆も加えてみようと強く思った。
そして、ビピンパには混ぜるなと言われたさつま揚げ。これはオデンという料理で、甘辛味。別にこれも混ぜてもよさそうに思ってしまうが、五郎も「美味いけど、これはビピンパに入れるもんじゃない、危ないとこだった」と言っているので、馴染まない味なのかも知れない。
さらにサンチュに味噌を塗り、ビピンパを乗せて、巻き巻きしてかぶり付く。さらに大きな白菜キムチの葉でも巻き巻きアレンジ。絶妙な酸っぱさがうまいらしい。こういう作業をしている時の五郎の顔は、いつ見ても楽しそう。
■ようやく食べ終わったと思ったら、さらにもう一品……
ペロリと1セット目を平らげると、おもむろに上着を脱ぎ、落語家が噺に入るかのごとく、新ビピンパ製造に取り掛かる井之頭亭。
先ほどは入れなかった「新たな武器」ごま油も投入。
「全てを放り込んで、切るべし切るべし切るべし」
さらに青唐辛子も入れて、
「肩の力を抜き、腕全体の力がしなやかに器に伝わるように混ぜるべし、混ぜるべし」
前回の『あしたのジョー』パロディがよほど気に入っているのか、今週も引きずりまくる。
気になるお味は「誰がなんと言おうと絶対に美味い」というくらい一杯目を凌駕する出来。
「初めて来た全州の街で最高の飯に出会えたことに、心からカムサハムニダ」
「もしも、またこの店を訪れることがあれば、この納豆汁ビビンパに再挑戦しよう。そしてさらなる高みを目指そう。そして見るんだ、誰も見たことのない納豆汁ビビンパの頂点を……! ごちそうさ……」
いかにも締めっぽい五郎渾身の独り言の終わり間際、当たり前のように運ばれてくる一品。
「え? まだなんかあるの??」
食いしん坊な五郎が驚くほど、終わらない宴。
運ばれてきたのは「ヌルンジ」という、おこげを煮たシンプルなおかゆスープ。韓国では定番の締めの一品。
「それにしても600円でこの品数ってどうなってるんだ? いいのか? こっちが心配になるほどのサービスだ」と、改めて驚きを噛みしめる五郎。
基本、アジアの国は、残すくらい食べさせるのが美徳のような考え方があるので食事の量は多めなのだが、韓国もご多分にもれず、多い。
教えてもらったばかりの韓国語で「マシーソッソヨー」(美味しかったです)と店の外から声をかけるほど充実した韓国初日。次回は本場で焼肉!「骨付き豚カルビとおかずの群れ」。
(文=柿田太郎)
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