とんねるずの黒歴史も解禁! 『たいむとんねる』の”今だから言える話”は垂涎モノ
#お笑い #爆笑問題 #とんねるず
■石橋の前で「保毛尾田保毛男」について語るミッツ
今回、番組内で触れられたデリケートなトピックはこれだけではない。『THE MANZAI』(同)直撃世代である2人は、リアルタイムの感想を踏まえ、当時の勢力図を振り返る。
太田「この時、ツービートがトップじゃないですからね。やっぱり、B&Bとザ・ぼんちなんですよ」
石橋「あと、紳助竜介さんとかね。紳助さんたちは結構、若手で」
島田紳助との不仲がささやかれていた時期が、石橋にはある。涙もろい紳助が発する「泣けるやん」や、引退会見での「自分の中ではセーフだと思っていたんですが……」という一節を石橋がネタにし、2人が衝突したという話が流布されていたのだ。もちろん臆測の域を出ない話だが、石橋自ら「紳助」の名前を出した場面にはインパクトがあった。
そして、現代テレビのコンプライアンス事情について。石橋に尋ねる形で、太田が引き出した。
太田「なんか、叩かれてましたよね?」
石橋「保毛尾田(保毛男)でしょ?」
太田 「あっ、保毛尾田だ!」
この話題になると、むしろ共演者のミッツ・マングローブに言いたいことがある模様。
「私は保毛男ちゃんに、むしろ救われた世代ですから。『保毛男ちゃんみたいに振る舞えば、ギャグとしてからかわれずにいけるんだ』と思えた人もいるわけですよ」
さすがに、この話題になると石橋は口を閉じたままだったが、いい意味で空気を読まない太田の誘い水が保毛尾田保毛男の話題を呼び込んだ格好だ。
冒頭で述べたように、とんねるずと緊張関係にある(と目される)芸能人は少なくない。しかし、長く連れ添ってきたファンからすると、“今だから言える昔話”は大好物である。十年ひと昔といわれるが、「ひょうきんベストテン」も『THE MANZAI』も30年以上前の思い出話。……というか、“史実”という表現のほうが近い気がする。
石橋は、いまだ封を開けていないトピックを数多く隠し持っている。番組のコンセプトからして、『たいむとんねる』は封を開けるには絶好の場だ。
視聴率は振るわないようだが、筆者のような40代以上の視聴者からすると、この番組は安定してずっと面白い。そして、今回のように今まで触れてこなかったトピックの封を開ける機会が再び訪れるかもしれない。懐古主義の琴線を、これからもいじり回してほしい。
(文=寺西ジャジューカ)
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事