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日刊サイゾー トップ > 社会  > ハプバーは東京五輪まで生き残る?

プレイ中の客も摘発……ハプバーは、東京オリンピックまで生き残れるのか?

 この日、さらに場を盛り上げたのは、男3人女1人のグループだった。男性陣は友人同士で、女性は単独客だったと思う。マジックミラー部屋の中で3人に囲まれていたその女性は泥酔しており、すでに意識はない。目を閉じて寝息のような音を立てる女性に対し、 1人は胸を愛撫、1人は腰を振り、1人はその接合部を下からのぞき込んでいる。そしてそれを、好奇心むき出しの視線で眺める20人のギャラリーたち……。ハプバーだからこそ許される光景だ。

 一方、別日に訪れた新宿の別の店では、入り口には2重のドアが設けられ、自動でロックがかかる仕組みになっていた。入店する際にはスタッフから、「店舗内で起きていることは、決して口外しないように。同じ趣味を持った人々が、お互いに秘密を守り楽しんでいる場所です。秩序を乱すような真似はしないように」と念を押された。ハプバーに、秩序も何もないだろう。

 しかしながら、警察が本気で摘発に乗り出せば、2重ドアや自動ロックなど、なんの役にも立たないはずだ。先にも挙げた上野のハプバーでは、行為に及んでいた客も逮捕されたとのこと。少なくとも2020年のオリンピックが終わるまでは、ハプバー遊びは注意したほうがよさそうだ。

(文=國友公司)

最終更新:2018/06/07 21:00
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