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日刊サイゾー トップ > 社会 > メディア  > 予断許さぬAbemaTVの「生きる道」

日大悪質タックル騒動で注目! 予断許さぬAbemaTVの「生きる道」とは?

AbemaTV公式Twitter(@AbemaTV)より

 5月中旬以降、世間やワイドショーを騒がせまくった日大アメフト部の悪質タックル騒動。その中で一躍、注目度が上がったのはインターネット放送による会見の「完全生配信」だ。

 民放キー局のテレビ朝日とサイバーエージェントが共同出資して運営する「AbemaTV」では、23日の日大アメフト部前監督の内田正人らが出席した会見を約2時間、生配信したが29日に行われたテレ朝の定例社長会見では、相当数の視聴者が集まったことが発表された。

 番組に携わる運営スタッフの1人は「チャンネルは今後も臨機応変に増やすことは可能です」とフレキシブル対応を強調するが、別の関係者は「今の運営が本当の意味で成功するかどうかはまだ分からない」と明かす。

 大規模災害や事件など「社会性が高いものに関しては、テレビ朝日が出資していることもあり、地方でも全国の系列局を通してスルーで生の映像をもらうことができるので、そこは他のネットチャンネルとの差別化は図れる。だからと言って、そればかりでは儲けはでない。レギュラー番組でいかに面白く、地上波でやれないことを演出できるかにかかっている」(同)。

 スタート当初は予算も潤沢に使えて、人材も地上波から“ヘッドハンティング”していたが「予想よりも収益が出ておらず削減傾向です。もう少し結果が出れば、軌道にも乗ると思いますが……」と予断を許さない状況だという。

 スマートフォンで映像を見ることが当たり前になった今、AbemaTVは生き残りをかけて大きな岐路を迎えているといえる。

最終更新:2018/06/03 18:00
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