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日刊サイゾー トップ > エンタメ > アイドル  > 大石理乃が苦言する“おじさん”の生態
“生涯ドルヲタ”ライターの「アイドル深夜徘徊」vol.6

アイドル界にも存在する? 大石理乃が苦言を呈して話題の「SSWおじさん」その生態と心理とは

※イメージ画像

 最近、駅前の広場などで、フォークギターを持ち、自作の曲を歌う女の子をよく見かける。

 いわゆる“アイドル”とは違うのだろうが、意外に(といっては失礼だが)可愛い子も多く、それなりにファンもついているようだ。実際、ライブハウスなどでは、彼女たちのような“シンガーソングライター”が多く活動しており、ひとつの文化となりつつある。

 5月11日、そんなシンガーソングライターの一人、大石理乃によるツイートが大きな話題となった。語られていたのは、女性ミュージシャンの現場に現れる「SSW(シンガーソングライター)おじさん」についてだ。

 彼女によれば、「SSWおじさん」には、上記のような特徴があり、「私なんかよりもめっちゃ才能あるのにアイドルオタクやSSWおじさんに適応できなくて消えていったシンガーソングライター女子がたくさんいるのが残念だなって思う」とも述べている。

 実際、このSSWおじさんが問題となる行動をしてしまう背景には、どのような心理があるのだろうか。

 まず、人間の中には、「自分の知識をひけらかしたい」という欲求がある。突き詰めていけば、「こんなに物知りですごい」と思われたかったり、「実は才能がある」と見られたいという、「承認欲求」のひとつだと思われる。

 SSWおじさんの年代を考えると、彼らが若い頃のフォークソングブームや、その後のバンドブームなどで、実際に音楽を「かじって」いる人が多い。そんな人たちが、自分の音楽知識を披露する相手として、不運にも彼女らが選ばれてしまったということだ。

 お互いの知識を自慢し合ったり、アイドルやアーティストの批評をするというのは、ヲタクの楽しみ方のひとつではあるだろう。テレビを見ていて、いわゆる「マニア」の人たちが驚くべき知識量と見解を披露していることはよくあることだ。なので、その行動自体を批判するつもりはない。

 ただ、それらは、自分の好きな対象に向けるのではなく、同じ対象を好きなヲタク同士で話せばいいと思う。演者は、その人の表現方法でパフォーマンスをし、ファンはその姿を好きになるのが美しいと思うのだ。

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