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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > ダチョウ上島、後輩の活躍に困惑

「こんなに売れるの……?」ダチョウ倶楽部・上島、竜兵会メンバーの活躍に困惑していた!

■有吉と土田が告白した上島へのリスペクト

 上島が示したのは、父性を発揮しない独特の先輩像だ。「PRESIDENT」(プレジデント社)2014年1月13日号のインタビューで、彼は「後輩への接し方5カ条」を発表している。

(1)弱みを見せろ……先輩風を吹かすと、あとで後輩に抜かれた時に格好がつかない。

(2)できる後輩に近づけ……できる後輩と仲良くしていると何か身に付く、と謙虚な気持ちを持つ。

(3) 後輩の意見に従え……できる後輩の意見には「そうだな」とうなずく。実際、正しいことも多い。

(4) 注意の仕方は丁寧に……正しいことを指摘するときも「こっちのほうがいいと思うけどな~」の一言を。

(5)自分が払っていると思わせろ……後輩の前では全額を気前よく払い、後で同席した同期に請求する。

「俺の場合、先輩、後輩関係なく、笑いの才能のある人を単純にすごいと思うし、憧れるんです。極端な話、小学生でも尊敬できます。そこがいけないのかもしれないけど、『こいつには負けないぞ!』という気持ちにならないんですよね。自分にないものが多すぎるから、それはもう仕方ない」(「PRESIDENT」インタビューにて)

「むしろ、上に立って、あなたとどう接するか戸惑っているのは後輩でしょ? 今やってる仕事が本当に好きなら、目の前のプロジェクトに集中して、どうすれば後輩の力になるか考えればいい」(同)

 先輩風を吹かさない上島と肥後だが、後輩らはレジェンド「ダチョウ倶楽部」へのリスペクトを決してなくさない。2009年発売の書籍『竜兵会―僕たちいわばサラリーマンです。出世術のすべてがここに』(双葉社)にて、竜兵会のメンバーそれぞれが上島への思いをつづっていた。

「竜さんと一緒に番組出たりすると、こっちは無責任にどんどんやってスベり倒してもいいんですよ。最後に竜さんに任せちゃえばいいんです。竜さんに任せておけば、どうやってでも形にしてくれるんです。あの人はスベってもOKだし、ウケてもOKな人なんで」(有吉)

「松本(人志)さんってちゃんと頭の中で考えて、ちゃんと笑いを作るけど、上島なんてなんにも考えてない。それなのに笑いが起きるっていうのは、『上島って天才なんじゃねーか』と思う」(土田)

 

■竜兵会は解散すれど、不変のものがある

 本拠地だった東高円寺の居酒屋「野武士」閉店に伴い、竜兵会は2016年に事実上の解散。今では会合が開かれることもなくなった。所属メンバーが軒並み売れっ子となり、時間を取れなくなったことも理由のひとつだろう。

 だが、立場は変われど不変のものがあると3人は口にしている。

肥後「みんなで長い間ずっと一緒にいるから、出会った当時の記憶でいるけど(笑)」

土田「何十年も一緒にいるんだけど、そのまんまだから」

上島「この関係性は、もう動かないような気がするな」

肥後「例えば、上島さんが何かの映画にハマちゃって賞を獲ったりしても、この関係性は変わらないね、別に」

土田「変わんない。そしたら新年会を上島さんの家でやって、そのトロフィーをどうやって料理してやろうか? って思うだけですもんね。グツグツ煮込むのか、ボンドでいろんな物くっつけてさらに大きなトロフィーにするとかね(笑)」

上島「そうだな。新年会、よくやったな……」

 くしくも、「竜兵会」のスピリットがあらわになったこの日の番組。収録場所がいつものようなカフェやバーではなく、あえて田町の居酒屋が選ばれたところもまたよかった。

(文=寺西ジャジューカ)

最終更新:2018/05/30 14:00
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