ショーンKに「オファー断られた」ネット局関係者証言「ふなっしーより高いギャラだったのに」
#ふなっしー #ショーンK
一昨年3月に経歴詐称が発覚していたショーンKことタレントのショーン・マクアードル川上が、約2年4カ月ぶりにレギュラー番組を決めた。TOKYO MXが7月にスタートさせる新情報番組『ザ・ビジョナリー~異才の花押』でメインナビゲーターを務めるという。
ただ、この話には一部のネット局関係者が「仕事を断られた理由がわかった」と言っている。
「春ごろに新番組の出演をオファーしたんですが、所属事務所側からハッキリ理由を言われず断られたんですよ。ただ、そのことをあるテレビプロデューサーに話したら『本格復帰の舞台は条件が高めの強気設定で、司会とかレギュラーじゃないと受けないらしい』と言っていたんです。MXの番組はメインキャストでレギュラーなのですから納得、そのぐらいの条件じゃないと引き受けなかったということなんでしょう」
こう話したのは現在、注目を浴びている人気ネット局で新番組を続々と手掛けている人物だが、局自体を定着させるための立ち上げ時期とあって、「オファーした出演料は、地上波と比べて遜色ないレベルだったのに」と話す。
「正直に言うと、ショーンKにオファーした額は、別番組で起用した、ふなっしーより高かったんです。ふなっしーはキャラクターだけですが、ショーンKはトークの知識が豊富で、番組内で任せられる部分が広いからです。当然、注目度が高いという理由もありました」
ただ、ショーンKの経歴詐称は決して小さな問題ではなかった。2年前にスタートしたフジテレビ報道番組『ユアタイム~あなたの時間~』のメインキャスターに起用された際の肩書は「経営コンサルタント」だったが、「週刊文春」(文藝春秋)に経歴詐称を指摘され、番組開始前に降板。当時開局したばかりだったネット局AbemaTVの看板ニュース番組のキャスターも務める予定だったが、フジテレビ『とくダネ!』やテレビ朝日『報道ステーション』など出演中の番組とともに、すべてを白紙にして活動を休止した。
その詐称は「テンプル大学で学位」「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得」などと記載していた学歴程度にとどまらず、「父はアメリカ系日本人でニューヨーク出身」や、「高級ホテル住まいでパリなど世界7都市を拠点に大手コンサルで国内外企業に従事」などの経歴にも及んだ。
一部では、経営しているコンサル会社の住所が安いレンタルオフィスで、ホームページが「数千円でドメイン取得して作られた簡易なもの」だという指摘もされており、当初、本人は公式プロフィールを「急ごしらえのベータ版」と苦しい弁明していたが、顔の整形までが取り沙汰され、信用性は地に堕ち、本人が趣味として挙げていた「トランペット、空手、キックボクシング、サーフィン」までもが本当かどうかわからなくなったほどだった。
一説には「最初は六本木のDJだったのが、出演したラジオ番組のスポンサーだった大和証券と付き合いだしたあたりから、コンサルタントを名乗りだした」ともいわれるが、怪しい話が多いことから学生時代に名付けられていた「ホラッチョ」のニックネームもすっかり世間に定着している。
ただ、その「自分を高く売る術」は健在だったようで、ネット局の単発オファーを蹴ってのレギュラー番組復帰。MX関係者によると「今年元日に放送された旅番組の仕事が好評で起用が決まった」という。
「好評といっても、MXの視聴率自体は0.1%にすら届かないものが多いので、サプライズ起用したかっただけに見えますけどね」(前出・ネット局関係者)
新番組は、経営者たちに成功の秘訣をインタビューする番組だというが、素性を問われるより“問う”側の方が向いているのは確かだ。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事