ショーンKを起用するTOKYO MXの“皮算用”詐称発覚から2年……「話題作りは大成功!」
#TOKYO MX #ショーンK
経営コンサルタントを自称する「ショーンK」ことショーン・マクアードル川上(50)が7月3日から始まるTOKYO MXのビジネス情報番組『ザ・ビジョナリー~異才の花押』にメインナビゲーターとして出演することが明らかとなった。
番組では、各方面の経営者をゲストに招いて独自の発想力の源や経営力、成功秘話や哲学を紹介するという。
ショーンKといえば、2016年3月に「週刊文春」(文藝春秋)のスクープにより、経歴詐称疑惑が浮上。公式プロフィールに記していたテンプル大学卒業やハーバード・ビジネス・スクールでのMBA取得、パリ第1大学への留学経験などが全部ウソだったことが発覚。さらにコンサルタントの業務もほとんど架空だったことがわかった。その影響で『報道ステーション』(テレビ朝日系)、『とくダネ!』(フジテレビ系)など、すべてのレギュラー番組を降板している。
今回の復帰報道に、ネット上では「MXは甘すぎる」「詐称した人の経済番組なんて信用できない」「早すぎ」「反省してない」などと辛辣な意見が寄せられている。
「ショーンK氏にダマされて痛い目に遭ったテレビ局はもう彼を使うことはないと思いますが、地方局やラジオ局では今後、話題づくりの一環で起用するところがあるかもしれません。今回のMXの起用は、明らかに話題作りの一環でしょう。そしてその皮算用は、各メディアで報道されたことからもわかる通り、大成功といえそうです」(テレビ局関係者)
その一方で、ショーンKの詐称事件を機に、テレビ業界で大きな変化があったという。
「コメンテーターを選ぶ際に、テレビ局、新聞社や通信社の記者や論説委員など身分が、はっきりとしたわかりやすい人を出演させることが多くなりました。その方が、人物調査をしやすいからです。複雑な肩書が付いた人間を調査すると、それだけカネも労力がかかる。だから、身分や経歴、評判がメディア業界でよく知られた人物をニュース解説者に据えることが多くなりましたよ」(同)
詐称発覚からたった2年で、早くもテレビ業界に戻ってきたショーンK。その図太すぎる神経を見習いたいものだ。
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