ローラ、事務所との“和解”強調も関係は悪化したまま……「バラエティ復帰」は絶望的か
#ローラ #本多圭の「芸能界・古今・裏・レポート」
長らく事務所との不和が取り沙汰されていた、モデルでタレントのローラ。4月下旬に自身のSNSで、所属事務所・LIBERAとの“電撃和解”を発表した。
ローラは女性ファッション誌「SWEET」(宝島社)の6月号で表紙を務め、発売初日から売り切れが続出。変わらずの人気ぶりだが、いまだテレビ界からは干されたままだ。バラエティ番組復帰のめどは立っていないという。
昨年6月、ローラは事務所に対し「裏切られた」と不信感を募らせ、10年間の“奴隷契約”を主張。「ローラを発掘して育ててきた」という事務所と真っ向から対立し、関係が悪化していく一方だった。秋には双子の兄を社長にして個人事務所を設立するなど、一連のトラブルにより、テレビ界からすっかり干されたローラだが、昨年末には“CM女王”の座に3年ぶりに返り咲くという、おかしな現象が起こった。
独立騒動後、アメリカを拠点に活動しているローラ。同国の老舗エージェンシー・WME傘下で、プロテニスプレイヤーの錦織圭やプロフィギュアスケーターの浅田真央らのマネジメントを手掛けるIMGと契約を結んでいる。
女優・のんやローラの“奴隷契約”問題が明るみになったことで、昨年7月には、公正取引員会がタレントとの契約において、“独占禁止法に抵触する不公平契約”の有無を調査。大手プロにも立ち入った。公取委は今年の2月15日に“フリーランスの働き方”についての調査報告書を発表、その中で、事務所とタレントの契約が独禁法に抵触する可能性を示唆した。
その直後に、ローラと事務所は和解。公取委によるプレッシャーの成果だと言われたが、業界関係者によると「事務所は、ローラとのトラブルの長期化は収入面で大打撃を受けると判断したためで、両者の関係はなんら改善されていない」という。
ローラは「裏切られた」とTwitterで告白し、独立の決意までしたのだから、事務所への不信感はそう簡単に払拭できないだろう。しかし、背に腹は代えられなかったのか? その後、ローラ自身が“電撃和解”を強調し、バラエティ番組復帰も注目されている。
ところが、いまだにテレビ界への復帰の話は上がっていない。和解したといっても、事務所との利害関係が複雑化しすぎて、テレビ局は「個人事務所なのか? LIBERAなのか?」どちらにオファーしていいのかと二の足を踏んでいるという。下手にオファーすればトラブルに巻き込まれる可能性も懸念されているのだ。
ローラのバラエティ番組復帰はLIBERAとの信頼関係を取り戻すことが先決だが、「覆水盆に返らず」ということわざがあるように、実際には絶望的かもしれない……。
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