トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『孤独のグルメ』あの戦隊もファン?

『孤独のグルメ』来月には韓国編も! 実は『ルパンレンジャー』も大ファンだった?

■まさかの2店ハシゴ?

 一方、『ハムタマ』パート。溶けたタマゴをつけてかぶりつく。五郎はピザとタマゴの相性の良さがすっかり気に入った様子。

「これはbuono~! だ」「(主人は)釜使いの達人に違いない」と苦手そうだった主人を見る目も、すっかり変わっている。ドライトマトやソーセージ、ほうれん草も隠れていて、意外と具沢山で食べ応えがありそう。

 オリーブオイルをかけて味変えもしつつ大満足な五郎は、皿についたタマゴの黄身をピザ生地の欠片でこそげ取って口へ。自分の胃袋も、皿を洗う人も、双方うれしいやつ。そして当たり前のようにパスタを選びだす。

トマト味のPasta
塩味のPasta
クリーム味のPasta

 と、ことらもシンプル過ぎるネーミング。その中から五郎は「辛いPasta」をセレクト。

 見た目はトマトベースに平べったい麺(リングイネ)。「ペペロンをちょい辛にしてさらに何か足したような」感じらしい。ケッパーやオリーブのような欠片も見える。

「食べるほどに腹が減る、謎のパスタ」と五郎は言っていたが、もしそうなら恐ろしい食べ物だ。おそらく辛いと言いながら旨味が強いのだろう。そこにスパイスが合わさって新たな食欲を喚起する。食べていないけど、きっとそう。

「向島の路地に、こんな美味いピザ屋がひっそりとあるとは、おそれ入谷の鬼子母人」

「下町イタリアンにグラッチェ」

 と車寅次郎のようになっちゃう五郎。

 会計時、デリバリー用のピザに興味を示していると「チョコレートのピザ食べてきますか?」と店主が冗談を。「いや、さすがにこの量は(笑)楽しみは次回にとっておきます」と五郎も応じ、打ち解けた雰囲気に。

 無骨な店主を演じた中原丈雄のツンデレな笑顔にほだされた人は、五郎以外にもきっといただろう。ちなみに女性客の一人は石橋貴明の娘・石橋穂乃花。二人で「映えてる」と写真を撮っていた。

 しかし、さすがなのは、このあとの五郎の行動だ。チョコレートのピザを見て舌が甘いものを欲したのだろう、すぐさま他店できびだんごを買い求め、神社の境内で一人、食しだしたのだ。さっき食えないとか言ってたのに! おそらくそれは量の話で、甘党の五郎としては、もうスイッチが入っていたのだろう。

 この「吉備子屋」のきびだんごは、串に刺さったものが5本で1パック(270円)。出来たてだとあったかく、とても柔らかいらしい。優雅なデザートタイムを過ごしていると、そこに友人の西村(ナレーションも務める植草朋樹アナ!)から電話が。

 先ほどの一斉送信した中の一人のようだが、ブログの内容から、ブログ筆者はアメリカのシカゴではなく和歌山の四箇郷(しかごう)の人ではないかと。だからブログ名に「(笑)」がついていたのだ。アメリカからチェスト探し出すのに比べたら「和歌山ならすぐ見つかるな」と楽観的に串にかぶりつく五郎。結果オーライでドラマパート終了。

 原作者・久住昌之が同店を訪ねる「ふらっとQUESMI」のコーナーでは、本物の店主に勧められた、素焼きピザ(フォカチーノ)をパン代わりにおまかせの単品メニューを食べるという通っぽいオーダーを実践。

「赤イモのマリネ」や「竹の子のマリネ」「イワシのオーブン焼き」をつまみつつ、結局白ワインに落ち着くいつも通りの酒飲み展開。

 今回は、食べ物がシンプルだった分、店主とのハラハラなやりとりあり、ちょっとした謎解きあり、野外でのデザートありと、盛りだくさんな回でした。次回は中野の百軒横丁でチキン南蛮と地鶏モモ串をいただくらしい。そしてその次は韓国。通常回での海外、楽しみです。
(文=柿田太郎)

最終更新:2018/05/25 22:30
12
ページ上部へ戻る

配給映画