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ズバッと!芸能人

テレ朝『じゅん散歩』に異変! 高田純次“テキトー封印”でシニアの星に? 

 だが、それでも高田の「芸人魂」が垣間見える部分がある。それが、お店を訪ねるときの挨拶だ。

「テレ朝の『じゅん散歩』でやってきた鶴田浩二ですけど」(5月18日・八丁堀)

「まぼろし探偵って者なんですけど。チェックしに来たんです」(同)

「『じゅん散歩』をやっている赤胴鈴之助ですが」(5月14日・京橋)

「『じゅん散歩』で来ました源義経という者なんですけど」(4月30日・鎌倉)

 このような自己紹介を、のれんをくぐるとき、店主と会ったとき、毎回、必ず言うのである。彼が口にする名前は、場合によっては、ある年代の者しか分からない人物ばかり。だが、これがオーバー50には懐かしいとさえ思えるのかもしれない。

 しかし実際には、年配であるお店の方々も、まったく笑わないことのほうが多い。それでも彼はこうした自己紹介をやめることはない。しかも、自己紹介とお店との関連性はほとんどない。まさに無意味の極致だが、これまでの冗談めいたイジりを封印する代わりに、こうしたことで自己主張しているのかもしれない。

 そういえばこの4月から、50年近く続いていた長寿ラジオコーナー『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』が、月~木の放送から、週1回の金曜日に縮小された。マムシさんも82歳。後継者として、中高年からの後ろ盾を手に入れた高田が引き継いでも面白いかもしれない。

(文=都築雄一郎)

◆「ズバッと!芸能人」過去記事はこちらから◆

最終更新:2018/05/24 09:23
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