トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > テレ朝『じゅん散歩』に異変?
ズバッと!芸能人

テレ朝『じゅん散歩』に異変! 高田純次“テキトー封印”でシニアの星に? 

テレビ朝日『じゅん散歩』公式サイトより

どうしてあのタレントは人気なのか? なぜ、あんなにテレビに出ているのか? その理由を、業界目線でズバッと斬る「ズバッと芸能人」。

 今回取り上げるのは高田純次だ。実は、平日朝に放送中の散歩番組『じゅん散歩』(テレビ朝日系)が今、50歳以上の視聴者から絶大な支持を集めている。「シニアの星」と言っても過言ではない、彼の異常人気の理由を追った。

 

■「主婦層」からの支持も抜群

 4月30日に放送された同番組の平均視聴率は7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と同時間帯1位。さらに、年齢別の視聴率では50歳以上の男性が6.9%、女性も6.8%と、これまた他局の裏番組を大きく引き離している。またこの日、職業別でいうと「主婦層」が7.1%と、これまた独走。こうしたシニア層からの追い風は、もちろんこの年代の在宅率が高いことも大前提だが、同局の『徹子の部屋』の50歳以上の視聴率より高い割合になる日もあるくらいだ。

 5月3日の平均視聴率は8.1%と絶好調。50歳以上の男性は7.1%。女性は7.8%と抜群の吸引力。高水準をキープしている背景はまず、前の番組である『羽鳥慎一モーニングショー』が好調ということが挙げられる。

 実は、この『モーニングショー』など民放各局のワイドショーに大差をつけていた裏の『あさイチ』(NHK)が、この4月から若干数字を落としているのである。金曜日は豪華ゲストによる人気トークコーナー「プレミアムトーク」の放送日なので10~11%はいくのだが、それ以外の日は9%前後。対する『モーニングショー』は7%後半から8.5%と、『あさイチ』にかなり肉薄しているのだ。つまり、ハイアベレージを保つ『モーニングショー』の流れで『じゅん散歩』も見るという波及効果を生み出している。

 

■純次の軽口が激減!?

 受け入れられている理由として考えられるのはもうひとつ、2015年の番組開始当初は頻繁に見られた、街を行き交う人へのイジりが、最近はあまり見られなくなっていることである。

 以前は、お店の主人が2代目と聞けば、「2代目はたいてい先代の店をつぶす」、人妻と出会えば「子作りするときは呼んでください」などと言って笑わせていた。だが、こうした彼の代名詞でもあったテキトーな軽口を極力排除することで、それに少なからず嫌悪感を持っていた視聴者も抵抗なく見られるようになっているのではないだろうか。

12
ページ上部へ戻る

配給映画