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日刊サイゾー トップ > カルチャー  > “アゴ祭り”に高畑勲監督も苦笑い?

故・高畑勲監督も苦笑い?『かぐや姫の物語』放送で“帝のアゴ祭り”再び!

映画『かぐや姫の物語』公式サイトより

 4月5日に逝去した高畑勲監督のアニメーション映画『かぐや姫の物語』が5月18日に『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系)で放送され、平均視聴率10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。

「2013年に公開された同作は、製作に8年を費やし、総製作費に50億円が投じられたとも。アカデミー賞長編アニメーション賞にもノミネートされ、惜しくも受賞は逃しましたが、昔話の『竹取物語』をベースにしながら実験的な手法を駆使した映像表現は、世界中から高く評価されています。TBSの宇垣美里アナウンサーも、ラジオ番組での監督の追悼特集で、女性への性差別的扱いを独自の視点で抉り取った高畑監督に感銘を受けたことを明かしています」(映画ライター)

 いま世界的に盛り上がっている#MeToo運動を先取りしていたとも受け取れることで、改めて高畑監督の偉大さがクローズアップされた形だ。

 一方、ネット上では“あの男”の再登場に異様な盛り上がりを見せたという。

「15年に地上波初放送となった際、物語の中盤で数々の求婚を断り続けるかぐや姫を見初めた帝(正式名称は御門)が登場するや、初見の視聴者は彼の長く尖った面白過ぎるアゴにクギ付けに。一気にトレンドを駆け上がり、リアルタイム検索では瞬間2万3,000近くがアゴについて触れたほどでした。今回も『アゴ様キター!』『これがウワサの帝のアゴですか』といったコメントが連打され、中にはアゴの角度を分度器で測った結果、67度を記録したという報告も上がっています。スタジオジブリ作といえば、『天空の城ラピュタ』(1986年)がテレビ放送された際、主人公のパズーたちが唱える滅びの言葉『バルス』に合わせて、視聴者たちがTwitterなどで一斉に『バルス』とつぶやく“バルス祭り”が有名ですが、今や“帝のアゴ祭り”はこれと双璧とも言われていますよ」(サブカル誌ライター)

 作品の意図とは離れたところでの大盛り上がりに、高畑監督は天国で苦笑いしているかも!?

最終更新:2018/05/22 19:30
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