仮面ライダー俳優のその後が波乱万丈。引退、逮捕、引きこもり…
5月14日、俳優の松尾敏伸(40)が覚せい剤使用の疑いで警視庁に逮捕された。松尾敏伸は2005年の映画『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』に仮面ライダー歌舞鬼として出演しており、各所で「仮面ライダー俳優が逮捕」と報道された。しかし松尾敏伸がライダーを演じたのはその一回きりで、他は『仮面ライダー555』(テレビ朝日系)に怪人として出演した程度のため、松尾敏伸を“仮面ライダー俳優”として扱うことに疑問の声も上がっている。ただ『仮面ライダー響鬼』に出演した俳優に関して言えば、その後の芸能活動は波乱万丈な人物が多い。
主演の細川茂樹(46)はマネージャーへのパワハラ疑惑などが報じられトラブルに発展。裁判でパワハラは否定されたものの、俳優としての細川茂樹を見る機会は減ってしまった。ライダーの背中から生き様を学ぶ少年・明日夢役だった栩原楽人(28)は今年3月に芸能界を引退。仮面ライダー威吹鬼役の渋江譲二(35)は俳優を続けているがいつしかAVソムリエという肩書きも手にしていた。仮面ライダー斬鬼役の松田賢二(46)は今年2月に辺見えみり(41)と離婚している。
ライダー俳優といえば、今年4月に『仮面ライダー鎧武』(テレビ朝日系)の仮面ライダーデューク役である青木玄徳(30)が、強制わいせつ致傷容疑で逮捕された事件も衝撃であった。『仮面ライダー剣』(テレビ朝日系)の主演・椿隆之(35)は、2016年にゴルフクラブで顔面を殴打されて重傷を負い、それから引きこもり生活を送るようになったことを今年、テレビ番組でカミングアウトした。
もちろん一方で、オダギリジョー(42)、要潤(37)、佐藤健(29)、瀬戸康史(29)、菅田将暉(25)、福士蒼汰(24)、佐野岳(26)、竹内涼真(25)など、華々しい活躍をみせる仮面ライダー出身俳優のほうが多い。誰も彼も、現在の活躍ぶりは説明するまでもない。近年のイケメンライダーである西銘駿(20)、飯島寛騎(21)、犬飼貴丈(23)もこれからブレイクしていくだろう。また、2016年には、『仮面ライダー龍騎』(テレビ朝日系)に出演していた松田悟志(39)が、妻のスカートの中を盗撮していた犯人をその場で捕まえたことが話題になり、正義のヒーローらしい振る舞いだと多くの称賛を受けた。
5月15日放送の『バイキング』(フジテレビ系)では、坂上忍(50)が覚せい剤使用の疑いで逮捕された松尾敏伸に「子どもたちを対象にした作品に出ている意識を持たないとだめ」と苦言を呈していたが、これは的を射ていた。ライダー俳優は子どもたちのヒーローであり、お父さんやお母さんにとってもヒーローである。ライダー卒業後も道を逸脱しないよう心がけてほしいものだ。
(ボンゾ)
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