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本多圭の「芸能界・古今・裏・レポート」

“セクハラ麿”登坂淳一アナの復帰に暗雲……ホリプロの猛クレームも実らず

ホリプロオフィシャルサイトより

 フジテレビ系の報道番組『プライムニュース イブニング』を“セクハラ疑惑”により自主降板した元NHKでフリーアナウンサーの“麿”こと登坂淳一。代わって『イブニング』のメインキャスターに就任したフジテレビ報道局解説委員長・反町理(おさむ)氏が、4月に「週刊文春」(文藝春秋)で女性記者に対する“パワハラ疑惑”を報じられ、これを認めて謝罪したことで、登坂アナの復帰計画まで白紙に戻ってしまったという情報を入手した。

 登坂アナは、2018年1月11日付でNHKを退社。4月からスタートの『プライムニュース イブニング』(フジテレビ系)でメインキャスターを務めることが決まっていた。ところが、1月に「週刊文春」が、NHK時代の“セクハラ疑惑”を報道。登坂アナは番組出演の辞退を申し出た。

 番組を自主降板した登坂アナはフリー転身後、民放テレビでの初の仕事としてフジ系の『ワイドナショー』に出演。番組内では、MCの松本人志に「状況を考えたら下り坂さんです」との厳しいツッコミを浴びせられる場面もあり、戸惑いの色を隠せない様子も見られた。

 実は、この『ワイドナショー』出演の背景には、フジと登坂アナ所属の大手プロ・ホリプロとの“蜜月関係”があるといわれていた。文春が報じた登坂アナの“セクハラ疑惑”については、『イブニング』のプロデューサーは事前に知らされており、その上で問題ないと判断していたという。

 しかし、ほかのマスコミが後追いしたために、自ら辞退し、それをフジ側が受け入れる形になった。これにホリプロが「話が違う」とクレームをつけたため、フジは『ワイドナショー』に登坂アナを出演させ、秋からの番組での復帰計画を立てていたという。

 ところが、登坂アナの『ワイドナショー』出演直後、セクハラ疑惑によって、日本テレビ系・くまもと県民テレビの梅原幹社長が更迭され、財務省の福田淳一次官も辞任。さらに、ジャニーズ事務所の元TOKIO・山口達也が“強制わいせつ事件”で契約解除と、立て続けに“セクハラスキャンダル”が報じられた。

 フジは1月に局アナの秋元優里が“竹林不倫”を報じられたものの、相次ぐ“セクハラスキャンダル”については対岸の火事と受け止めていたようだが、いよいよ身内にまで飛び火することとなった。しかも、登坂アナに代わって『イブニング』のメインキャスターに抜擢された反町氏だったのだから、シャレにならない。

 同氏は政治部の官邸キャップ時代に若手女性記者をデートに誘い、断られると逆恨みし、時には罵倒したと“セクハラパワハラ疑惑”を報じられた。

 フジ広報部は反町氏の記事に対して「セクハラやパワハラの事実はないと認識している」と否定していたが、今月1日、同局報道部の社員が200名くらい集まった全体会議で、反町氏がパワハラの事実を認めて謝罪していたことが明らかになった。結果、登坂アナの“セクハラ疑惑”まで再び蒸し返されてしまった。

 これでは、フジがいくら登坂アナを復帰させたくても、番組のスポンサーが敬遠することは間違いない。復帰計画は暗礁に乗り上げてしまったようだ。これも登坂アナの自業自得かもしれないが……。
(文=本多圭)

最終更新:2018/05/18 08:00
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