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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 概念を覆す桐生名物のアノうどん
ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第87回

うどんの概念覆す薄くて平べったくてつるつるシコシコ!! なっからうんめぇ桐生名物のアノうどん

 麺にこれだけのボリュームがあるのなら、つけ汁もそれなりに濃厚でないと物足りないだろう。上空からつけ汁の丼を見下ろすと、もやしとワカメの隣には、分厚いチャーシューみたいな豚肉が鎮座しているではないか。こってり好きには最高のアイテムに違いない。

 黒い丼に黒いつけ汁、その中に白くてペラッペラのうどんをくぐらせ、一息にすすりあげると……

「ズベラゴッソ!」

 上品にたふたふとたゆたうひもかわうどんは、下品で大きな音を立てて口の中に吸い込まれて行くのでした!

 食感はまさにつるつるシコシコ!! 薄くて滑らかな麺が濃い目の醤油ベースのつけ汁を纏って、口の中いっぱいに侵入して来る。

 薄いが幅があるので、素早く咀嚼しないと、口の中で幕になって窒息しそうだ。すすりあげてはうどんをたぐり、たぐってはすすりあげる……。

 たまに肉やもやしでインターバルをとりながら、すすり&たぐりを繰り返す。が、ペラッペラの薄皮みたいなうどんは、すすってもたぐっても、なかなか最後の一枚が見えてこないのだ!

 ということで、すみません、ひもかわうどん、何枚あったのか数えてませんでした…。最後の2枚を残して超まんぷく。親切そうな店主に残してしまったことを謝って店を後にし、後半の取材に向かうのでした。

 ひもかわうどん、超うもうございました。

桐生 第二宮島庵 境野支店「肉汁ひもかわうどん」950円

SNS映え  ☆☆☆!
味     ☆☆☆
珍級度   ☆☆☆

(写真・文=よしよし)

最終更新:2019/11/28 19:03
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