米ユナイテッド傘下のCAが乗務中に泥酔 機内アナウンスで「Fuck up!」
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オーバーブッキングとなった旅客機から乗客を力ずくで引きずり降ろしたり、乗客のペットの犬が入ったキャリーケースを頭上の荷物入れに収納させ、犬を死亡させたりと、このところ不祥事が絶えない米ユナイテッド航空がまたやらかした。
米メディア「ビジネスインサイダー」などによると、5月4日、コロラド州デンバーからノースダコタ州ウィリストンに向かっていたユナイテッド航空傘下のトランス・ステイツ航空機に乗務していた女性客室乗務員(CA)が泥酔状態であることがわかり、着陸後に現地の治安当局に身柄を拘束されたのだ。
乗客が撮影した写真では、うつろな表情のCAが、壁に寄りかかるようにしてジャンプシートに座っている様子が見て取れる。また男性の乗客に絡むかのように、顔を近づける一幕を捉えた動画も公開されている。
同機に搭乗していた別の乗客は、Twitterにこう証言している。
「酔っぱらって騒々しく、けんか腰のCA。『シートベルトが緩かったら、お前はくたばる(fucked up)』と機内アナウンス。現地に到着すると、警察が待っていた」
その後FBIも、米連邦航空法違反の疑いで捜査を行っているという。
旅客機内で泥酔した乗客が起こすトラブルは、これまでたびたび報じられてきたが、客CAの飲酒事件にも前例はある。今年2月には、ブリティッシュ・エアウェイズのCAが、シンガポール発ロンドン行きの便に乗務中に飲酒していたことが発覚し、逮捕されている。また2015年には、ノルウェーのオスロ空港で、スカンジナビア航空傘下のエア・バルティック機に乗務予定だった機長・副操縦士とCA2名の呼気から基準値を超えるアルコールが検出され、フライトがキャンセルされるという事態も起きている。
乗客の安全を守ることが使命であるCAが泥酔とは、言語道断である。
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