セクハラじゃなくて、本人は「純愛」……東大卒オジサンたちは、なぜ人生を踏み外す
#セクハラ
功成り名を遂げたオジサンが、セクハラでそれまでの人生を台無しにする。そんな事件が、相次いで話題となっている。
財務省の福田淳一事務次官のセクハラ疑惑、米山隆一新潟県知事が出会い系サイトで知り合った女子大生を相手に売春を楽しんでいた事件などがそれだ。両者とも、辞任に追い込まれ、積み重ねてきたキャリアを、一瞬にして失ってしまった。
一連の報道の中で直接的には言及されないものの、国民の多くが思っているであろうことがある。
「地位も権力も手に入れても、モテないやつはモテないのか……」
福田氏は、湘南育ちのサーファーで、東京大学在学中に司法試験に合格を果たした後、大蔵省に入省。米山氏は、灘高校から東大。医学部を卒業後、さらに司法試験にも合格。
どちらも、経歴は異世界チート系。だが、異世界転生もののラノベと違って、ハーレムは訪れなかったということか。
報道された福田氏のセクハラ発言を百歩譲って、はぐらかしのための行為としても品性のかけらも感じられない。米山氏に至っては、使っていたのが援助交際のマッチングで有名な出会い系サイトということまで暴露されている。
「勉強ばっかしてきて、エラくなった純粋オジサンは、マジでヤバいですよ……」
そう話すのは、東大卒の20代女性。彼女によれば、人生のほとんどを「勉強」に割いてきた人は、どこかしら世間からズレた感覚を持っているという。
「東大を卒業してから、そのまま有名企業に入るなり官僚になるなり、迷いのない人生を送ってきたオジサンは危険ですね。社会の多様性に触れることもないですし。とりわけ、恋愛スキルに欠けてるからセクハラ的な言動も、悪気なくしちゃうんです」
しかも、恐ろしいのはセクハラ的な言動が、オジサンにとっては「純愛」の表明だったりもするということ。
「性的な言葉を吐くとか、セックスの後にお金を渡すとかが、自分の誠意であり純愛のアピールだと勘違いしている東大卒エリートオジサンは、死ぬほど多いですね……」(同・20代女性)
やっぱり、若いうちにちゃんと遊び方も覚えておかないといけないという先人の教えは、正しかったのか。
(文=是枝了以)
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