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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 『Missデビル』衝撃の“クソ展開”

『Missデビル』菜々緒のお仕置きハイキックのマンネリ化&衝撃の“クソ展開”で、視聴率下落は必至か?

 今回、眞子が博史に言い渡したミッションの意図もイマイチよくわからない。眞子は、送金記録を入手した時点では、かっちゃんが高木とは気づいていなかったはず。だとするならば、高木と花憐の関係も浮かび上がってはこない。それなのになぜ、博史を花憐に近づけたのか……。

 そんなモヤモヤを抱きつつ、ぼんやりと画面を見ていたら、衝撃の結末が訪れました。博史の同期・南雲陽一(前田航基)が、社長の大沢友晴(船越英一郎)をナイフで襲うという暴挙に出たのです!

 今回が初見だという方に説明しますと、この南雲君、第1話冒頭の入社式では陽気なキャラクターとして登場。男女の仲良しグループを描いた青春ドラマに必ずいるような、ぽっちゃり系の3枚目キャラなんですね。

 けれどその初回、眞子による地獄の新人研修を苦にして、飛び降り自殺を図ったんです。幸い、木がクッションになり一命を取り留め、すぐに復帰。営業部に配属されることになったのですが、何事もなかったかのようにまた陽キャラに戻った時は驚きました。

 そして今回、保険の新商品をプレゼンするため、大沢と2人きりになった途端、鼻息荒くなり様子が豹変。どうやら南雲君、大沢に何らかの復讐心を抱いて入社したらしく、ナイフを取り出すと、「怖気づくな」と自分を奮い立たせてから大沢に襲い掛かったのですが、前田航基の演技がうまいだけにメチャクチャ怖い。

 結局、大沢の手を軽く切りつけたところで、駆け付けた眞子にハイキックを食らい殺人未遂に終わったのですが、もう南雲のキャラクターがワケわからない。多重人格を疑いたくなるぐらいです。ストーリーに意外な展開をもたらそうと必死なあまり、南雲を都合よく動かしすぎではないでしょうか。あまりにムチャクチャなクソ展開に、すっかり目が覚めてしまいました。

 次回、南雲が大沢を襲った動機が明かされると思うのですが、納得いくものなのでしょうか。どうも、行き当たりばったりで用意したシーンにしか思えません。このままだと視聴率下落が続いてしまいそうですが、とりあえず次週の放送を待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

最終更新:2018/05/12 12:00
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