元TOKIO・山口達也が入院する「アルコール治療施設」って、どんなところ? 元入院患者が語る
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女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検され、起訴猶予処分となった元TOKIO・山口達也は、問題の根源となったアルコール問題を解決するべく、専門の治療院に入ったようだ。山口が入院する病院は“その筋”では有名な病院だが、そこではどんな生活が待ち受けているのか?
すったもんだの挙げ句、ジャニーズ事務所を契約解除となった山口。そもそも、仕事で出会った未成年の女性を一人暮らしのマンションに招くことが非常識だが、本人も会見で認めたように、アルコールの問題を抱えていた。TOKIOメンバーの会見では、アルコール依存症かどうかを問う質問も出たが、メンバーはそれを否定。しかし山口は、専門病院で治療を受けているという。山口が入院しているというのは、日本最大のアルコール依存症の入院治療施設。かつてそこで治療を受けたOさんが、その生活を語る。
「私は昔からお酒が大好きでしたが、40代で酒量がみるみる増え、路上で倒れて救急車で運ばれることが何度もありました。病院で診断を受けると、アルコールを摂取しすぎて脳が萎縮しており、平衡感覚が失われていたようです。自分は“アル中”ではないと思っていましたが、親族のアドバイスで病院に行くと、アルコール依存症であると診断され、入院を勧められました」
つまみをほとんど食べず、ひたすらアルコールばかりを飲む生活を送っていたOさん。社会的にも成功し、都心の自宅で悠々自適な生活を送ってきた彼にとって、入院生活はつらいものだったという。
「私が最初に入ったのは6人部屋でした。あまり覚えていませんが、とにかく朝から晩まで検査を受け、後は安静にして体力の回復に努めます。この段階では部屋は施錠されていて、自由に出入りはできなかったと思います。中にはベロベロになって入院してくる人、酒が切れたイラ立ちなのか、夜中に大騒ぎする人など、いろいろな人がいました。隠れてお酒を飲んだり、暴れたり、自傷行為などをした人は、通称『ガッチャン部屋』に放り込まれます。病院なので清潔感はありますが、施設はかなり老朽化していて、気分が滅入りました。最初の何週間かはここで過ごします。そして数週間が経ち、体内からアルコールが抜けると、今度はいよいよ断酒のためのプログラムが始まります。私はてっきり、アルコールとの付き合い方を学ぶものだと思っていましたが、『二度と飲まない』というのが基本スタンスです。集団でミーティングを行って、これまでのアルコールでの失敗談を告白しあったり、アルコールの害毒を学んだり、アルコールを断つための具体的なテクニックを学んだりします。また、バレーボールなどのレクリエーションもありました」
Oさんの場合、入院期間は3カ月に及んだが、“仲間”たちの顔ぶれはさまざまだったそうだ。
「それこそ、あらゆる人がいました。年齢は20代前半から80代まで、職業はサラリーマン、教師、タクシー運転手、大工、私が入院している時には、超有名人もいました。私は初めての入院でしたが、何回も入院している人もたくさんいました。また、入院では家族にも大きな負担をかけました。その施設は、『お酒を断つには周囲の理解が必要』という考え方で、退院後に一緒に暮らす家族にも、アルコールへの理解を深める講義への出席を求めているのです。家族には、その講座を受けるため、都心から何回も足を運んでもらいました」
これだけ真剣に取り組めば反省しそうなものだが、現実は厳しいようだ。
「『何回も入院している人がいる』と言ったように、ここで酒を止められるのはだいたい50%だそうです。医師も隠さずに、家族にもそのように告げています」
幸か不幸か、時間はたっぷりある山口。会見では神妙な姿で反省していたが、果たして、酒を止める・止めないの、どちらの50%に入るのだろうか。
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