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『瓜田純士に勝ったら10万円』衝撃の結末──! “キングオブアウトロー”のいちばん長い日

 この結果を受け、瓜田はこう語った。

「アユムジェット2代目みたいな風貌のQUMONはヒラメ筋がすごいし、なんとなくやりづらい相手だと思ってたんですよ。あと、背格好の近い相手とはあまり練習できなかったから、菊嶋も嫌だと思ってた。だから山口に決まってラッキーかも。2日前に山口がサウスポーだということを知り、以来、ずっとサウスポーのことばっかり考えてて、『ソイツと当たることになるんじゃないか』という予感がしてたから、心の準備はできてるんですよ」

バックステージで最終調整
胸囲は105センチ。10年前とは比べものにならない体に仕上がった

友人が作ってくれたガウンを羽織って、いざ出陣!

 

【瓜田純士に勝ったら10万円決勝】

 

 午後4時10分。いよいよ瓜田純士の出番である。ジムの先輩から「やることは全部やった。あとは勝つだけ」と背中を押された瓜田は、「勝たなかったら何も手に入らない」と自分に言い聞かせるようにつぶやいてから、フードをかぶって花道へ。入場曲はTHE STREET BEATSの「十代の衝動」だ。

 試合開始直前、山口とリング上で向き合った瓜田は、ゴリゴリと額を押し付けながら超至近距離でガンを飛ばす。山口も負けじと前傾姿勢になるが、レフェリーが割って入って、両者コーナーへ。

 ゴングと同時にリング中央に飛び出した両者。まずは山口が右ミドルで牽制したのち、伸びのある左ストレートを瓜田の顔面にクリーンヒットさせる。この日3試合目となる山口は、連勝で勢いづいているのか、疲れを感じさせない猛ラッシュで追い込みにかかるが、瓜田はフットワークを使って、リング中央にいったん逃れる。

 ローキックを織り交ぜつつ、フックとアッパーをブン回して追撃する山口。再びロープ際に追い込まれた瓜田は、足を止めて打ち合いに応じる。瓜田の右ストレートがクリーンヒットし、客席が沸く場面も。

山口の強烈な左アッパーがヒット
瓜田も負けじと右ストレートで応戦

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