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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > ナイナイ岡村“大阪拠点”に現実味
本多圭の「芸能界・古今・裏・レポート」

ナイナイ・岡村隆史『めちゃイケ』終了で“大阪拠点”に現実味「東京仕事激減で……」

ナインティナイン・岡村隆史

 3月をもって、長年レギュラーを務めた『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)が終了となった、ナインティナインの岡村隆史。仕事が激減し、所属の吉本興業が2025年の万博誘致に向けて、“オモロイ大阪”の復権を目指しているという事情もあって、活動拠点を東京から大阪に移すことが現実味を帯びてきた。

 毎年お正月には大阪の実家に帰省しており、以前から、大阪に拠点を移したいと言っていた岡村。昨年の夏に行われた『第1回大阪泉州夏祭り』でその思いをさらに強くしたという。岡村は同イベントにシークレットゲストとして登場。得意のDJプレイを披露して会場を沸かせた。『大阪泉州夏祭り』は、14年に他界した“浪速の視聴率王”と呼ばれた故・やしききたかじん氏の遺志を継いだイベントで、「大阪のために頑張った人」を表彰する『たかじんAWARD』が開催された。大阪への思い入れが強いイベントだっただけに、岡村の大阪移転計画を後押ししたと言われている。

 当時、移転の障害となっていたのは、東京でのテレビレギュラー番組であった。ところが、フジの『めちゃイケ』が終了になったことで状況は一変した。『めちゃイケ』終了後の岡村の全国区のレギュラー番組は現在3本。そのうち、日本テレビ系の『ぐるぐるナインティナイン』とテレビ朝日系の『ビートたけしのスポーツ大将』は、両番組とも視聴率が良くないことから、いつ打つ切りになってもおかしくない状態だ。一方、関西ローカルでは朝日放送の『なるみ・岡村の過ぎるTV』と関西テレビの『おかべろ』などの3本のレギュラー番組を持っている。

 東京に進出したお笑い芸人は、「規制が緩い大阪の番組の方が、自由に仕事ができる」と口にしており、できるならば大阪に戻りたいという芸人が多いという。すでに岡村と同じく、吉本所属の東野幸治や月亭方正は大阪に拠点を移しつつある。

 さらに、25年の万博誘致に向けて、吉本を中心に枯渇した大阪のお笑いを復権するために“オモロイ大阪”計画が動きだしている。そのために昨年、吉本は大阪府内に4つの劇場をオープン。それだけに、大阪でも根強い人気がある岡村の活動拠点移転を受け入れる態勢はできている。

 独身の岡村と違い、相方の矢部浩之は妻子の関係で東京を離れることができない。ナイナイは解散せず、ピンで活動することがこれまで以上に多くなるだろう。

 大阪移転計画が現実味を帯びてきただけに、岡村の今後の動向から目が離せない。
(文=本多圭)

最終更新:2018/12/07 18:56
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