朝ドラ『わろてんか』のトキ役で脚光浴びた“遅咲き女優”徳永えり 連ドラ掛け持ちで真のブレークなるか?
#ドラマ #NHK #朝ドラ #徳永えり
3月で終了したNHK連続ドラマ小説『わろてんか』で、北村笑店の会計係で、風太(濱田岳)の妻・トキ役を演じて、一躍脚光を浴びた徳永えりが、今クール、2つの連ドラに掛け持ち出演し、奮闘を続けている。
現在、徳永はNHK総合『デイジー・ラック』(金曜午後10時~)では、主人公・楓(佐々木希)の幼なじみ・えり役で出演。テレビ東京系『ヘッドハンター』(月曜午後10時~)では、サーチ会社「SAGASU」のヘッドハンター兼社長である主人公・黒澤和樹(江口洋介)の片腕で、同社リサーチャーの舘林美憂役を演じている。主演でもヒロインでもないが、いずれもストーリー上、重要な役どころだ。
徳永はファッション雑誌「ピチレモン」(学研プラス)のモデルとして、芸能界入り。2004年にドラマ『放課後。』(フジテレビ系)で女優デビュー。06年には、『放郷物語 THROWS OUT MY HOMETOWN』で、映画初出演にして主演を果たした。10年公開の映画『春との旅』では、仲代達矢とダブル主演を務め、その演技力が評価されたこともあった。12年前期の朝ドラ『梅ちゃん先生』では、ヒロイン・梅子(堀北真希)の同級生・弥生役で出演したが、ブレークするには至らず。その後、数多くのドラマ、映画、舞台に出演してきたが、脇役続きで、なかなか芽が出ることはなかった苦労人だ。
しかし、『わろてんか』では、ヒロイン・葵わかなを凌駕する演技力、存在感で注目を集め、4月期には2つの連ドラを掛け持ちするまでに飛躍を遂げた。
「徳永は、5月で三十路を迎え、年齢的には、もう若手とはいえません。ルックス的にも、決して秀でているともいえませんので、ある意味、今が最大のチャンスであり、正念場でもあります。『デイジー・ラック』『ヘッドハンター』共に、いい役をもらっているので、ここで存在感を発揮することができれば、真のブレークを果たせそう。そうなれば、主演とは言いませんが、連ドラのヒロインの座も転がり込んでくるかもしれませんし、NHKとの関わりが深いので、大河ドラマ出演も夢ではないでしょう」(テレビ誌関係者)
ルックスより、演技力で勝負する徳永だけに、いったんブレークすれば、仕事が途切れることはなさそう。脇役とはいえ、今後の活躍ぶりが注目されるところだ。
(文=田中七男)
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