なぜなんだ中国! 胃袋から「飲み込んだライター」が摘出される例が続出する怪現象
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当サイトではこれまで、肛門に異物挿入を試みた中国人が、病院に緊急搬送されるという事件についてたびたび報じてきた。タウナギや小さなコップなど、実にさまざまなものが摘出されてきたわけだが今回、ある男性の体内から信じられない異物が摘出されたのだ。香港メディア「東網」(4月14日付)が伝えた。
先日、四川省都江堰市の病院に、胃痛を訴える男性が緊急性搬送されてきた。担当医が男性の胃を内視鏡を使って検査したところ、黒い小型の物体が姿を現したという。医師は男性に心当たりを聞いたところ、なんと「20年ほど前に、誤ってライターを飲み込んでしまったことがある。黒い物体はその時のライターかもしれない」と、話したのだ。
男性の話を聞いた医師は、すぐに異物の摘出手術を実施。男性の言葉通り、手術から10分ほどで、胃から約9センチのライターが摘出されたのだ。このときの様子について、手術を担当した医師は「男性の胃は、ライターの影響で、至るところに潰瘍ができており、出血箇所も多かった。胃液の影響で、ライターは20年間もの歳月の中で黒く変色してしまったようだ。体内に時限爆弾を抱えていたようなものだ。助かったのは奇跡的だ」とメディアの取材に答えた。無事、手術を終えた男性は、すでに退院したという。
飲み込んだライターが、長期間に渡り体内に留まるという珍しい事件だが、実は同様の事件はこれまでに何度か報じられている。
昨年末には、武漢市の病院に胃痛を訴える中年男性が、診察にやってきた。病院で検査が行われたのだが、胃には10センチほどの影が確認できたという。男性は「10年くらい前に友人たちに禁煙を誓い、その時、意気込みを示すためライターを飲み込んだ。影の正体は、飲み込んでしまったライターかもしれない」と話したのだ。摘出手術の結果、やはり黒く変色し、金属部分が胃液によって腐食したライターが摘出されたのだった。
いずれの事件も、ライターは腐食により、中のガスがいつ漏れ出しても不思議ではなかったという。上からも下からも、中国の意志は異物摘出手術に大忙し!?
(文=青山大樹)
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