トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
本多圭の「芸能界・古今・裏・レポート」

ステマ疑惑の「明治R-1」どころじゃない!? 「キックバック上等」「タレント食い」島田紳助の悪行三昧を振り返る

島田紳助

 4月19日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が人気健康番組『予約殺到!スゴ腕の専門外来SP』(毎日放送)番組内での、明治の乳酸菌飲料「R-1」にまつわるステルスマーケティング疑惑を報道。世間から厳しい目を向けられている。

 そういえば、過去にも“ステマ疑惑”を抱えながら芸能界を電撃引退した大物がいた。元大御所お笑い芸人の島田紳助だ。引退して7年たった今でも、業界では復帰を切望する声が多く上がっている島田だが、一方ではこんなシビアな声もある。

「紳助のステマ疑惑は度を越していましたからね。当時はともかく、今の時代、怖くて使えませんよ」(在阪のテレビ関係者)

 紳助は2011年の8月末に暴力団との“黒い交際”を認めて、電撃引退。しかし、引退前にも数々の不正疑惑が浮上していたという。

 同年4月に発生した、焼肉チェーン店「焼肉酒家えびす」でのユッケによる集団食中毒事件。5人の死亡者と200人近い被害者を出したが、偶然にも事件発生前日、紳助が司会を務めていた『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)で同焼肉店を紹介していたのだ。そのため、中には、番組を見て来店した被害者もいたという。

『深イイ』は視聴者から寄せられた投稿を元に番組を制作していることになっている。しかし、同回は大手広告代理店と「えびす」を経営する「フーズ・フォーラス」が仕掛けた宣伝タイアップだったのでは? という疑惑が指摘され、その責任が問われた。

 しかし、この疑惑を大手代理店は否定。というのも、紳助の番組は紳助自身が絶対的な権力を持っているからだ。タイアップを持ち込んだところで、紳助が「YES」と言わない限り、実現しない。つまり「えびす」の放送は、紳助の了承のもとに進められた“紳助案件”だったのだ。

 結果、甚大な被害を出した事件に関わったことになったのだから、道義的責任が問われてもおかしくはない。ところが、紳助は責任を回避して逃げ切った。

『深イイ話』に限らず、TBS系の『紳助社長のプロデュース大作戦!』や日テレ系の『行列のできる法律相談所』で紹介されるグルメやお店も、紳助自身の持ち込みや紳助自身が気に入ったものが大半だったという。

 紳助はグルメやお店の情報集めを、大阪の北新地にある高級クラブ「W」にて週末に行っていたという。店の幹部から情報を仕入れており、食中毒事件を起こした「えびす」も、そのひとつだったようだ。紳助は番組で宣伝する見返りにキックバックをもらって、独り占めしていたという。

 そのため、当時から番組スタッフによる評判が悪かったが、それは“ステマ疑惑”だけのせいではない。権力にものを言わせて、女性タレントを次々につまみ食いしていたことも、番組スタッフから反感を買っていたという。にもかかわらず、引退後、現場からも復帰を切望する声がやまないのは、元所属事務所の吉本興業が紳助に“復帰コール”を送っているために、吉本の手前、自分たちも復帰を望んでいるかのように装っているだけのようだ。

 もはや、紳助の代わりはいくらでもいる。心底、紳助の復帰を願うテレビ関係者がどれほどいるだろうか?

 紳助は現在、大阪と沖縄、さらにハワイを行ったり来たりの悠々自適の生活を送って「芸能界には戻る気はない」と言っているらしい。業界からの復帰コールも、そろそろ終息することだろう。

最終更新:2018/04/30 10:00
ページ上部へ戻る

配給映画