ディーン・フジオカ完全終了!? 単独初主演『モンテ・クリスト伯』が壮絶爆死で、汚名返上どころか恥の上塗りに
#ドラマ #フジテレビ #ディーン・フジオカ
“逆輸入俳優”ディーン・フジオカにとって、初の単独主演ドラマとなった『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』(フジテレビ系/木曜午後10時~)が19日に放送開始したが、初回視聴率は5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と壮絶爆死を遂げた。
民放プライム帯の連ドラ初回で、ここまで視聴率が悪かったのは、何かと話題になった、昨年7月期『セシルのもくろみ』(同/真木よう子主演)の5.1%以来。
ディーンは昨年10月期、武井咲と共に、『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)でダブル主演を務めた。だが、身重の武井はつわりなどによる体調不良で、ベッドで寝たきりのシーンが多くなるなど、ほとんど主役の役割は果たせず。同ドラマの平均視聴率は6.1%にとどまり、日テレの日曜ドラマ枠史上、ワースト視聴率を更新。ダブル主演でありながら、ディーンがその責任を一身に浴びるハメになった。
この事態に、早期の“汚名返上”を期した所属事務所のアミューズは、早々にフジにディーンをブッキング。1クール空けただけで、初の単独主演ドラマに臨むことになったが、“汚名返上”どころか、“恥の上塗り”になってしまったようだ。
『モンテ・クリスト伯』の原作は、フランス人作家アレクサンドル・デュマの小説『モンテ・クリスト伯』(1844~46年刊)で、日本では『巌窟王』の名で知られる。主人公の柴門暖(ディーン)は、愛する女性・目黒すみれ(山本美月)との結婚が決まり、幸せの絶頂にいた。そんな中、婚約者を奪おうとする恋敵・南条幸男(関ジャニ∞・大倉忠義)、出世をねたむ同僚・神楽清(新井浩文)、ある事情を抱えた警察官・入間公平(高橋克典)の保身によって、異国の地の監獄に送られてしまう。無実の罪で15年間閉じ込められ、婚約者との未来を奪われた暖は、思わぬ幸運で獄中生活から逃れ、巨万の富を手に入れ、別人となって舞い戻る。暖は、その知力と絶大な財力を駆使し、かつて自分を陥れ、人生を狂わせた3人の男たちに対して、大胆かつ緻密で華麗な復讐劇を魅せていくというストーリー。
初回は、すみれと結婚を決めた暖が乗った遠洋漁船が遭難する。船は奇跡的に帰港し、ケガを負いながらも、暖は無事生還。ところが、すみれとの結婚式の最中に、暖は警察に連行される。そして、異国の監獄に送られ、拷問を受ける……という展開だった。
「暖が、なぜ警察から異国の地の監獄に送られたのかの描写がなかったため、事情がのみ込めない視聴者が多かったはず。初回で5.1%しか取れなかったのは、いかにこのドラマ、ディーンへの注目度が低かったかを露呈しました。メインキャストのディーン、山本、大倉の3人は、いずれも、お世辞にも『演技がうまい』とはいえず、学芸会もどきと化しています。ドラマの展開は別として、山本も大倉も数字を持っていませんから、今後の視聴率も厳しいがことが予想されます」(テレビ誌関係者)
2015年後期のNHK連続ドラマ小説『あさが来た』で、薩摩藩士・五代友厚役を演じ、ブレークを果たしたディーンだが、その後失速。主演ドラマの相次ぐ不振で、早くも“完全終了”とみていいのかもしれない。これで、業界評がグッと下がるのは間違いなさそうだ。
(文=田中七男)
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