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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > セクハラ音声、なぜ「新潮」に?
週刊誌スクープ大賞

財務省・福田次官の“セクハラ疑惑”──テレ朝女性記者の音声持ち込みは、なぜ「文春」でなく「新潮」だったのか

「週刊新潮」(4/26号、新潮社)

今週の注目記事・第1位
「セクハラをしらばっくれた『福田次官』の寝言は寝て言え!」(「週刊新潮」4/26号)

同・第2位
「新潟県知事『買春』女子大生の告白」(「週刊文春」4/26号)

同・第3位
「なぜか安倍総理が『上機嫌』の理由」(「週刊現代」5/5・12号)
「テレ朝女性記者は社内でも有名な『反安倍』一派」(同)

同・第4位
「AIが完全予測! これから給料が『下がる仕事』『上がる仕事』」(「週刊現代」5/5・12号)

同・第5位
「『安倍命の官邸にはついていけない』」(「週刊文春」4/26号)

同・第6位
「技能実習生残酷物語」(「ニューズウイーク日本版」4/24号)

同・第7位
「大谷翔平『人生一番の試合』対戦相手の証言」(「週刊文春」4/26号)

同・第8位
「乃木坂46メンバー『お泊り&パワースポットデート』撮」(「週刊文春」4/26号)

同・第9位
「心が折れない『脱獄囚』のサバイバル」(「週刊新潮」4/26号)

同・第10位
「『明治R-1』がTBS系番組でステマ疑惑!」(「週刊文春」4/26号)

同・第11位
「『ポスト安倍』を裁定する地味で鈍重なるキングメーカー」(「週刊ポスト」5/4・11号)

同・第12位
「『白髪染め』は身体に毒です」(「週刊現代」5/5・12号)

同・第13位
「皇室御用達『帝国ホテル』にこだわった『小室圭くん』のポートレート物語」(「週刊新潮」4/26号)

同・第14位
「血圧の教科書」(「週刊現代」5/5・12号)

同・第15位
「錦戸亮が瑛太にボコボコに殴られた午前2時」(「フライデー」5/4号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 ゴールデンウイークが間近だ。28日の土曜日から休めば9連休になる。

 そんなに休んだら、連休明けは使い物にならないと思うが、余計なお世話であろう。

 今週は現代とポストが合併号。さぞやカネをかけ選りすぐった特集やグラビアがあるのだろうと思ったが、現代はまあまあだが、ポストは残念ながら読むものがほとんどない。

 どうしたのだろう。相も変わらずの「100歳生きても大丈夫な『お金戦略』」がトップ。退職した時の手続きや相続対策。

 定年後の正しい怖がり方、震度6強で倒壊危機の有名建築物、最高の大河ドラマを決めよう、平成の終わりに起こること、それに葬式であの人に弔辞を読んでほしいなどなど。

 財務省の福田次官のセクハラなどに触れているのは、ほんのちょっと。

 これでは週刊誌とはいえないのではないか。女性セブンのほうが、よほど週刊誌らしい。

 このところ、現代は脱還暦雑誌を意識しているようだが、ポストは、いったい誰に読ませようというのか。

 100歳まで生きても、相続対策、老後資金と見てくると、高齢者から後期高齢者のための企画が多い。

 この層は、かつて週刊誌をむさぼり読んだ世代だが、もう、週刊誌にも夕刊紙にも手を出さなくなってきているから、読む人の数はどんどん減っているはずである。

 私の編集長時代は、現代よりポストの読者のほうが若かった。現代、文春、新潮はおじさん向けで、ポストがその下の世代をうまく取り入れていた。

 いっそ誌名を還暦ポストとでもしたらどうか。そうして、ニュースものなど全部やめて、健康や株情報、資産防衛術などに特化した記事ばかりにすればいいのではないか。

 今週のポストを見ていてそう考えた。

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