16歳の少女を、村の男5人が4年間代わる代わる……少女は妊娠するも、父親は不明
#中国 #性犯罪 #海外ニュース
貧しい農村で、両親が大都市への出稼ぎで家を長期間不在にし、残された子どもたちが年老いた祖父母や親戚の家で育てられる「留守児童」の問題は、中国で大きな社会問題となって久しい。
親の目が行き届かないために子どもたちが教育をまともに受けることができなかったり、悪い誘惑にからめとられて犯罪の道に走ったり、特に少女たちは性的暴行を受けるケースも多い。
そんな中、中国内陸部にある湖南省の農村で、16歳の少女が妊娠していることが発覚した。帰郷した両親が問い詰めたところ、少女は12歳のときに村の男に犯され、以降、5人の男に犯され続けていたのだという。
これを報じたニュースサイトの「ホウハイ新聞」によると、その男たちは上は80歳、下は19歳の村の男たちで、そのうちの一人などは、少女は名前さえ知らなかったという。
少女の家は貧困家庭で、両親は出稼ぎに出ており、少女と2人の妹は耳が不自由な祖母が面倒を見ていた。少女の妊娠には誰も気づいておらず、ある日突然、少女は学校をやめて働きに出たいと言い出し、実際、しばらく隣の広東省で働いていた。ただ、それが一区切りつくと今度は失踪し、両親がなんとか見つけ出して理由を聞くと、ようやく少女は強姦被害を告白したのである。
最初は12歳の時、村の外から来た50歳ほどの男が来て、「体重はどれくらいだ?」と抱きかかえられ、そのまま部屋に押し込まれ、犯されたのだという。事が終わると男は少女に30元(約500円)を渡し、以降も村に来るたびに少女を犯しては小遣いを渡していたという。
それ以降、今度は村の男たち4人が代わる代わるやって来ては、少女を犯すようになっていった。80歳の男は、劇を見に連れていくと騙して少女を家に連れ込んで暴行。19歳の男は少女を遊びに誘って、山に連れ出して暴行。40歳の男は少女を何度も家に連れ込んで犯していた。
この40歳の男は、少女が妊娠したことに気づき、病院に連れていって堕胎させようとしたという。さらには、少女が広東省に働きに出ていたとき、わざわざ彼女を探しに来て、そこでも体の関係を強要したという。
少女は自分が妊娠してお腹が大きくなってきて学校の同級生たちにからかわれることを恐れ、学校に行きたくなくなったのだという。少女は「お腹の子はもう5カ月。お父さんは誰だかわからないわ」と話している。
少女の母親は事情を知るとすぐに警察に通報。警察は直ちに捜査に乗り出し、5人のうちの4人を逮捕、もう一人の容疑者も特定しているが、まだ逮捕には至っていない。
逮捕された4人のうち、一人は少女を犯したことを認め、もう一人は性的関係を持ったことすら認めず、残りの2人は合意の上だったと話しているという。
すでに少女は妊娠6カ月を過ぎ、まだ幼いだけに堕胎をすると体に大きな負担を与え、大人になってから再度妊娠できる可能性が低くなると、産婦人科医は指摘しているという。
貧しい農村の「留守児童」の問題と、村の男たちによる野獣同然の行為。中国の経済発展の裏側に潜む闇は深い。
(文=佐久間賢三)
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